卒業式の袴に振袖はタブー?中振袖と組み合わせるときの注意点を紹介します!

「卒業袴に振袖を組み合わせて良いのか」
「振袖の時に気を付けておいた方が良いことは何だろう」
卒業袴選びには、様々な悩みや疑問が出てくることでしょう。
今回は、卒業袴に振袖はタブーなのか、そして中振袖と組み合わせるときの注意点を紹介します。

□卒業式の袴に振袖はタブー?

振袖には袖丈の長さが違う、3つの種類があります。
「大振袖」と「中振袖」、「小振袖」で、袖が長くなればなるほど格が高くなります。
成人式でも着られ、目にする機会が多いのは、中振袖です。

中振袖は未婚の女性が着用する着物の中で、一番格の高いものです。
そして、卒業式でよく着られる着物は、小振袖で二尺袖戸とも呼ばれます。
中振袖よりも袖丈が短くなりますので、動きやすく可愛らしい雰囲気になります。

卒業式の時には、振袖と袴の組み合わせでも、二尺袖と袴の組み合わせでも問題はありません。
どちらも正装であり、特に決まりはないからです。

しかし、動きやすさを考えて、二尺袖を選ぶ方が多いです。
卒業袴に成人式で着用した振袖を着ることはタブーではありませんので、振袖をもう一度着たいという方は、せっかくの機会ですので、振袖と合わせてみると良いでしょう。

□袴に中振袖を合わせる時の注意点!

袴に中振袖を合わせる時の注意点を2つ紹介します。

1つ目は、袖丈を常に意識しておかなければならないということです。
中振袖は、袖丈が長いため、袖を引きずることや踏んでしまうことが考えられます。
特に階段の上り下りや椅子に座るときです。
階段の上り下りでは、袖を腕にかける、椅子に座るときは膝の上に置くなどの工夫をしましょう。

2つ目は、身長とのバランスを配慮することです。
身長が低い方は、バランスをとりづらくなってしまうという問題が出てくる可能性があります。

また、身長が高い人は、スラリとしたスタイルが活かされる着こなしが出来ますが、大柄なイメージが出るかもしれません。
その場合は、縦に長いラインが強調されないような組み合わせにすることがおすすめです。

□まとめ

卒業袴に振袖を組み合わせることは問題ありませんが、着こなしや立ち振る舞いに注意が必要です。
卒業式では、友人と写真を撮ったりいろんな人と話したりする時間があることでしょう。
もし、振袖を選んでしまうと、身軽に動けません。

また、汚れていないかを常に意識しておく必要がありますので、動きやすい方が良いという方は、中振袖ではなく二尺袖を選ぶことをおすすめします。

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袴でトイレに行くときはどうする??行き方をご紹介!

「袴を着たらトイレを我慢するしかないのか」
「着崩れるのが心配」
袴に対する不安のほとんどは、着崩れだと思います。

特に式典の時は、着用時間が長いためトイレへの不安が強まりますよね。
では、どのようにしたら着崩さずトイレに行けるのでしょうか。
今回は、袴を着崩さないトイレの行き方、持っておくと便利なものを紹介します。

□袴を着崩さないトイレの行き方

ここでは、行灯袴(あんどんはかま)というスカートの構造によく似た、女性用の袴でのトイレの行き方を紹介します。

着物の袖が長いものは、座ったりしゃがんだりしたときに、床についてしまいます。
せっかくの着物がよごれないように、両袖を帯と袴の間に挟んでおきます。
その後、袴の全面部分の裾をめくり上げて、両袖と同じように挟みます。
次に両裾もめくりあげ抱え込みます。

袴をめくり終えると、次は着物です。
着物をめくりあげて、袴を包むようにしまい、最後に長襦袢も着物と同じ工程でめくり上げます。
トイレを済ませた後は、長襦袢、着物、袴の順番にシワがよらないように丁寧に戻していきましょう。
個室を出た後、手を洗うため、そこで袖が濡れてしまわないように、帯と袴の間から出さないようにしましょう。

手を洗い、ハンカチで水気を取った後は、着物の両袖を出して元通りです。

□袴の時に持っておくと役立つものとは?

袴を着ている時に持っていくと便利なものを5つ紹介します。

1つ目は、替えの足袋です。
足袋は白いため、汚れやすいです。
そのため、会場に着くまでに汚れてしまった場合に備えて、予備の足袋を持っておくと安心です。

2つ目は、大きめのハンカチです。
飲食時に汚れ防止のためのひざ掛けとして、トイレの準備で着物をメイク汚れから守るため、など、大きなハンカチには様々な用途があります。

3つ目は、絆創膏です。
履きなれない草履を履くと、鼻緒の部分が痛くなることがあります。
そんな時に備えて、絆創膏を持っておくと安心です。

4つ目は、洗濯ばさみです。
トイレの準備の時にあると裾や袖を挟めるため、便利です。
2個くらいあると良いでしょう。

5つ目は、エコバッグです。
着物用のバッグは容量が少ないため、折りたためるバッグがあると、もしもの時に役立つでしょう。

□まとめ

袴や着物を着るとき、着崩れるのが嫌だから、トイレを我慢すると言うのはなかなかに、辛いですよね。
特に卒業式や成人式などは着用する時間が長いため、トイレに行きたくなったらどうしようと思うかもしれません。
着用する袴によって比較的トイレに行きやすいものもありますので、袴に悩んだときは、行灯袴を選ぶと良いでしょう。

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えんじ色の袴で卒業式を迎えませんか?合う色は何色?

えんじ色がどのような色かご存じでしょうか。
赤は、明るく元気な印象を与えますが、えんじ色は落ち着いた印象を与えます。
そこで今回は、えんじ色とはどんな色なのか、えんじ色の袴にはどの色が合うのかを紹介します。

□えんじ色とは??

えんじ色は、紅色の一種で、黒みを帯びた深く鮮やかな色のことを言います。
えんじ色のえんじを漢字で書くと、「臙脂」です。
この臙脂は、古代に中国から伝わった化粧紅などの顔料の名前に由来します。

しかし、一般的に使われるようになったのは、明治中期頃とされています。
では、なぜ「脂」という漢字が当てられたのでしょうか。

これは当時、辰砂という硫化水銀からなる鉱物からつくられる顔料の「朱」にヤギの脂を加えて化粧紅がつくられていたことから呼ばれるようになりました。
また、「燕」の国の紅の生産が非常に優れていたこともあり、ブランド化され、「燕脂」と呼ばれ、後に「臙脂」と表記が変わりました。

□えんじ色の袴に合う色はこれ!

えんじ色と相性の良い色を5つ紹介します。

1つ目は、黒です。
えんじ色には、上品な印象があるため、メリハリのあるシャープな組み合わせです。
夏の時期には、暑苦しく感じてしまいますが、秋の時期にはちょうどよい組み合わせになります。

2つ目は、グレーです。
黒よりも、控えめなカラーであり、大人かわいい組み合わせです。
薄いグレーと濃いえんじ色を組み合わせると、足長効果になります。

3つ目は、白です。
えんじ色と白は相性が悪そうに思われてしまいがちですが、モノトーンカラーである白は、実は、えんじ色との相性がいい色です。
赤と白の組み合わせより、可愛らしく落ち着いた雰囲気になります。

4つ目は、ネイビーです。
ネイビーとえんじ色は色と色がケンカしそうなイメージを持たれがちです。
カジュアルな印象になり、紺色だと上品さが演出できます。

5つ目は、ベージュです。
えんじ色と合わせる定番の色です。
ナチュラルなベージュと深みのあるえんじ色が華やかさを演出します。
統一感があり、秋にぴったりの組み合わせです。

□まとめ

えんじ色はベージュだけでなく、モノトーンや青系、ブラウン系の色との相性がいいです。
えんじ色の袴を選ぶ時には、様々な組み合わせを試してみるといいでしょう。

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着物の色には意味がある?相性の良い組み合わせもご紹介!

着物の色にはそれぞれ意味が込められていることを知っていますか。
日本には多くの伝統色が存在し、様々な色の着物を取り入れることで、暮らしを彩ってきました。
そのため、それぞれの色に意味が込められています。
どんな意味が込められているのでしょうか。

今回は、着物の色の意味と相性の良い色の組み合わせについて紹介します。

□着物の色の意味とは?

着物の色の意味を3つ紹介します。

1つ目は、赤系です。
赤には、「魔除け」の意味が込められており、成人式の振袖でよく見かける色です。
その他にも熱、活力、興奮、情熱、指導力などの色ともされています。

平安時代では、日常から離れた聖域の建物や祭器に使用される色であったため、一般の人々は、赤色の着物を着ることは、禁止されていました。
そのため、赤色の着物には、強い憧れを持つ人が多くいました。

2つ目は、ピンク系です。
ピンクは、現代でも、若い女性を中心に人気を集めている色です。
ピンクは、心を軽くして、緊張をやわらげ幸福を与える色とされており、特に恋愛成就の力になってくれると言われる色です。

日本には桜の木がたくさんあり、ピンクを見ることで桜の花を連想させるため、なじみ深い色でもあります。

3つ目は、黄色系です。
黄色は、太陽の光の色であり、前向きさや明るさの象徴でもあります。
無邪気で遊び心をくすぐる色であるため、クリエイティブなことをするときにおすすめの色です。
その他、温和、陽気、知性などの色ともされています。

□相性のいい色合わせ

相性の良い色の組み合わせには4種類あります。

1つ目は、淡い色と濃い色の組み合わせです。
濃淡の差があるだけで、補色関係でも、同色の組み合わせでも合いやすくなります。
色の組み合わせに迷ったときには、濃淡の組み合わせにすることで、無難にまとまります。

2つ目は、淡い色同士の組み合わせです。
淡い色同士の組み合わせにすることで、落ち着いた雰囲気を出せます。
帯の色は明るいトーンの物だと相性がよく、黄色、金色、色だと無難な組み合わせになります。

3つ目は、同系色の組み合わせです。
似た色で揃えると、メリハリがつきにくくなります。
そのため、帯を濃い色にすることや帯の柄を強調させるなどして、全体をまとまらせることが重要になります。

4つ目は、濃い色同士の組み合わせです。
着物と帯両方を濃い色にし、暗めの色だとシンプルで落ち着いた雰囲気を出せます。
帯の色に悩んだときには、鮮やかな赤や橙と組み合わせることで、重たい雰囲気を避けられます。

□まとめ

着物は組み合わせ次第で、どんな印象にも変えられます。
落ち着いた雰囲気の時には、淡い色同士・濃い色同士の組み合わせが効果的です。
着物と帯を選ぶときには、どんな雰囲気にしたいのかを決めておくことで、理想に近い組み合わせが実現できるでしょう。

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白と黒が入った袴か着物が着たい!そんなときは柄で勝負!

「白と黒の着物が着たい」
「袴に柄ってあるの」
このようなお悩みをお持ちの方いらっしゃいませんか。
現代では、卒業式など特別な時にしか着用しない着物や袴について、知っていることって少ないですよね。

特に袴だと、どんな色があるのかすら分からないということもあるかもしれません。
柄入りの袴を選ぶとき、どんなことに気をつければ良いのでしょうか。
そこで今回は、袴の柄の種類と、矢絣柄について紹介します。

□袴の柄の種類をご紹介

袴の柄の種類を3つ紹介します。

1つ目は、無地の袴です。
袴と聞くと柄のない無地の物を連想する人が多いと思います。
卒業式で着用されるものは無地の物が多いです。
袴に柄が入っていないことで、着物の柄を邪魔することなく、引き立たせられます。

また、着物を変えるだけで違った雰囲気になることも魅力の一つです。
そして、清潔感も出せます。

2つ目は、ぼかし袴です。
華やかな着物との相性がいい袴の柄です。
華やかなものだけでなく、控えめな柄と組み合わせることで、落ち着いた雰囲気にもできることが魅力です。
知的さや品、高級感などを出してくれるのも、ぼかし袴の魅力です。

3つ目は刺繍柄の袴です。
上の着物との組み合わせ次第で、見た目にうるさい雰囲気になってしまうため、使いどころが難しいという問題点があります。

しかし、小さな刺繍が入っている物だと、控えめであり嫌味のない主張ができます。

□黒と白なら矢絣柄を!

白と黒が入った着物を着たいときには、矢絣柄(やがすりがら)がおすすめです。
矢絣柄と言えば、大正ロマン風の代表ともいえる柄です。

矢絣柄という柄は、弓矢の矢羽根が交互に並べてあり、絣技法を使って織った物のことを指します。
羽根の輪郭部分がかすれていることが特徴とされています。
矢は一度射ると戻ってくることがないので、「娘が嫁ぎ先から出戻らないように」という気持ちが込められており、結婚の時に親が持たせていました。

大正モダン風のスタイルがここ数年人気を集めており、成人式や卒業式で選ばれています。
大正モダン風は、古典柄と現代的な花柄と模様を組み合わせたスタイルのことです。
矢絣柄を取り入れるだけで、レトロモダンなスタイルにできるため、特に人気が高いものとなっています。

□まとめ

袴と言えば無地のものというイメージが強く定着していますが、ぼかしや花柄、刺繍柄など様々なデザインがあります。
着物との合わせ易さで言えば、無地の物がいいですが、個性を出したいときや雰囲気に合うものがあれば、無地以外のものを選んでも良いかもしれませんね。

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