「帯締めをどんなものにしようかな」
帯締めとは、洋服のベルトのように帯の固定する役割で使用される以外にも、アクセントとしての役割もあります。
今回はそんな帯締めの選び方や種類について紹介します。
□帯締めの選び方について
帯締めの色や素材は多く、選び方により雰囲気が違ってきます。
以下では選び方を2パターン紹介します。
1つ目は、着物や帯に合わせて選ぶことです。
色や素材に合わせることで、全体のバランスが整います。
例えば、帯の柄の中の1色と同じ色の帯締めにすることで全体に溶け込みます。
逆に、着物や帯でメインで使われる色に対する補色を選ぶと、帯締めが目立ち、メリハリがつきます。
2つ目は、TPOに合わせて選ぶことです。
礼装である振袖には格式高い帯締め、華やかで上品な丸ぐけ紐、丸い形の組み紐がおすすめです。
成人式で振袖を着る場合には、太めのものを選ぶとボリューム感が出て、晴れの日にあった装いになります。
□帯締めの大まかな種類について
続いては帯締めの種類について確認しておきましょう。
以下では3つ紹介します。
1つ目は、平組です。
これは現代で最も有名なものですが、きしめんのような形をした平たく編んだ帯締めのことです。
デザインが豊富で締りが良いため使いやすい、厚みがあるため安定感があるなどの特徴があります。
ちなみに平組は最も格式が高く、幅が広めに作られたものは振袖や留袖に使用されます。
幅が狭いものは夏用やおしゃれ着としても利用可能です。
初心者の方や何を選べば良いか迷っている方は、平組を選んでおくと間違いないでしょう。
2つ目は、丸組です。
これは平組に比べて丸い紐のようになっており、糸を編んで太くしたイメージでしょう。
シンプルなものか派手なものまでデザインが分かれている、自然と結び目が整うため初心者でも扱いがしやすい特徴があります。
特に丸組の帯締めは飾りが多く華やかなデザインがあるため、コーディネートの肝として使われることが多いです。
このタイプも格式高く、成人式の振袖で用いられることが多いでしょう。
他にも未婚女性の礼装にも使用されます。
3つ目は、丸ぐけです。
これは筒状の布の中に綿を入れた紐のことで、帯締めの歴史が始まった時から使用されていました。
現代では礼装として使用されていません。
特徴としては普段着に使われたり、軽いよそ行き用に使われたりします。
このように、コーディネートを楽しむために使われるところが特徴です。
逆に言えば、丸ぐけを上手に利用している人は、着物の上級者だと思って良いでしょう。
□まとめ
体の中心を飾る帯締めは、イベントの装いの品格を上げるためには重要なアイテムでしょう。
帯締めといっても今回紹介したような多くの種類があります。
選ぶ際はぜひ今回紹介した方法を試してみてくださいね。
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