男性の袴のコーディネートに必要なものの組み合わせとは?卒業袴の人気色もご紹介!

男性も女性も同様のことが言えますが、和装に関係する物の中には、聞きなじみのない言葉が多いと思います。
例えば、長着や長襦袢などです。
これらは、洋装で例えるとどのような役割を担っている物なのでしょうか。

今回は、男性袴のコーディネートに必要なものの組み合わせと、卒業袴の人気色について紹介します。

□男性の袴のコーディネートに必要なものの組み合わせを紹介!

男性が袴を着用する時に着る物をスーツに例えて紹介します。
まず、長着(ながぎ)は着物で、長襦袢(ながじゅばん)はタンクトップをイメージしてください。
羽織はジャケット、袴はパンツ、そして帯はベルトです。

長襦袢や長着と言われても、なんだろうと思うかもしれませんが、馴染みのあるスーツに例えることでイメージがしやすくなります。

□卒業袴の人気の色とは?

卒業袴の人気の色を紹介します。

1つ目は、赤色の袴です。
かわいい赤色からワインレッドまで赤と言ってもカラーバリエーションが豊富です。
赤色の袴に合わせるならば、淡いピンクやオレンジといった同系色がおすすめです。
また、白地に赤の花柄の着物ならレトロな雰囲気が出ます。

2つ目は、黄色の袴です。
黄色の袴は、山吹色のような落ち着いた色が中心でカラー展開されています。
黄色の袴には、赤や緑、オレンジが合います。

黄色も同系色と合わせることが多いですが、インパクトのある着こなしがしたい方は、青紫や紫の着物と組み合わせると良いでしょう。

3つ目は、緑色の袴です。
深みのある緑色は、品格や雅な雰囲気が出ます。
赤や紺のような定番色に比べると、被りにくいことも特徴です。
また、中間色であるため、同系色の黄色や青だけでなく、補色の赤とも相性が良いです。

4つ目は、紺色の袴です。
紺色は、さわやかで知的な印象を与えるため、万人受けする色です。
落ち着いた袴で卒業式に参加したい方におすすめです。
刺繍入りの袴を選べば、清楚で可愛らしい雰囲気になります。

水色や紫色の同系色の着物との組み合わせは、落ち着いた雰囲気になります。
また、ピンクの着物との相性も良いです。

□まとめ

着物と袴の組み合わせは、同系色と組み合わせると間違いないことが多いですが、反対色の着物を選んでも、メリハリがつき違った印象を与えられます。
また、袴のカラーバリエーションは豊富であり、様々な色の組み合わせができます。

せっかくの卒業式で着物と袴を着るのですから、理想の姿を目指したいですよね。
様々な袴と着物を見比べながら、自分の好みに合った着物と袴の組み合わせを見つけましょう。

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男性袴の特徴とは?立ち方や歩き方などの基本動作も併せてご紹介!

男性袴の特徴にはどんなものがあると思いますか。
女性はこの袴、男性はこの袴というように正確に決められているわけではありませんが、一般的に着られているデザインはあります。
では、男性用の袴にはどのような特徴があるのでしょうか。

今回は、男性袴の特徴と和装の立ち方・座り方・歩き方などの基本動作を紹介します。

□男性袴の特徴!

男性用の袴の構造の特徴について紹介します。
男性用の袴で多いのは、馬乗り袴です。
馬乗り袴は、馬に跨るための袴として生まれ、、股の部分に仕切りがあるため、ズボンを履いている時のような足さばきができます。

そのため、女性が着用することの多い、行灯袴という袴よりも動きやすいです。
元々明治初期までは、男性も女性も馬乗り袴を着用していましたが、行灯袴が登場してからは、女性は行灯袴を着用するようになりました。

成人式や結婚式のようなお祝いの席では、男性は馬乗り袴を着る場合が多いですが、ファッションとして、袴を楽しむ場合は、行灯袴を着用する方も少なくありません。
正確に決められているわけではありませんので、普段着やファッションでの着用の場合は自分が着たい袴を着ることをおすすめします。

□和装での立ち方や座り方や歩き方などの基本動作とは?

和装での基本動作を紹介します。

立ち方では、背筋を伸ばし、顎は引き気味で胸を張りましょう。
背筋を伸ばすコツは、腹筋に力を入れることです。
立ち姿勢は、背筋だけに気を取られてしまいがちですが、足元にも注意を向けましょう。
草履を履いている場合は、内股を意識してつま先がハの字になるようにくっつけましょう。

歩き方では、立ち姿勢と同様に背筋を伸ばします。
そして、膝頭をすり合わせるようなイメージで内股気味に歩きます。
和装姿では、大股で歩いてはいけません。
着崩れの原因になります。

和装では、歩幅を小さく、つま先を内側にいれるようにして歩きましょう。
また、上前を右手で軽く押さえて歩くことをおすすめします。
裾がはだけないだけでなく、奥ゆかしく見えます。

和装で椅子に腰掛ける時にも注意が必要です。
椅子に座るときは、背筋を伸ばし浅く腰をかけましょう。
深く腰をかけると、帯が潰れる原因になります。
そして、振袖を着ている場合は、膝の上に重ねて畳んでおくと、床をこすらない為、汚れることを防げます。

□まとめ

和装と洋装では所作に違いがあります。
和装は着崩れをしにくいことや裾が捲れやすいことから、小さな動きをすることが多いです。
特に歩幅に注意しましょう。

ひとつひとつの所作を丁寧にすることで、全体の動作が美しく見えます。
和装姿では、頭からつま先まで意識を向けましょう。

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袴姿での正座の仕方とは?正座以外の座り方も併せて紹介します!

袴姿での正座には正しい座り方と立ち方があることを知っていますか。
左足から座ることや右足から立つことなど細かいルールがあります。
また、袴がシワにならない工夫もされています。
そこで今回は、袴で正座をする方法と正座以外の座り方を紹介します。

□袴で正座をする方法とは?

袴で正座をする方法を紹介します。

まず、真っ直ぐ立った状態から左足を後ろに引き、左足のつま先を立て、左ひざを床につけます。
両手は太ももの上にそっと置きます。
右足も同様に、左足の横に持ってきましょう。

つま先を立てた後、腰を下ろし、かかとの上に座ります。
つま先を崩し、両足の親指を重ね正座をします。
最後に、両膝の間をこぶし一個分あけておきます。

この一連の流れが、正座の基本動作です。
座るときは、左足からです。
また、正座をするときに、両側に袴を少し広げておくとシワがつきにくくなります。

しかし、引っ張りすぎると、帯が緩んでしまいますので注意が必要です。
そして、起立をするときは、両足のつま先を立てた後に、右足を立て片膝立ちの状態にします。
そのまま両足を伸ばして立ち上がりましょう。

はじめにつま先を立てるのは、袴を踏み、転んだり着崩れをするリスクを低くするためです。
座るときは左足から、立つときは右足からを意識し、上体を真っ直ぐにすることを意識しておきましょう。

□正座以外の座り方をご紹介!

袴姿での正座以外の座り方は、「蹲踞(そんきょ)」と「胡坐(あぐら)」です。
蹲踞は、力士が取り組みの前に取る両膝を開いてしゃがむ姿勢のことです。
剣道でも同様の姿勢をとっています。

蹲踞は、背筋を伸ばしたままかかとに座るため、慣れるまでバランスをとることが難しいです。
両膝を大きく広げ、へその下に力を入れたり、つま先でしっかり立ったりすることでバランスをとれます。

胡坐は正座と違い、決まった座り方がありませんので、普段通り安座を組んでも問題ありませんが、袴は裾広がりになっているので、捲れてしまわないように注意が必要です。

床ではなく椅子に座るときには、袴の後ろを軽く持ち上げて浅く座り、背もたれに寄りかからないようにしましょう。
着崩れを防止できます。

□まとめ

正しい座り方を知っているだけで、所作が美しくなり、落ち着いて対応ができます。
袴や着物と言えば正座というイメージが強いかもしれませんが、その他にも座り方があります。
胡坐で座る場合は、正座とは違い捲れていないかの確認をするようにしましょう。
また、所作が雑だと着崩れがしやすくなりますので、十分な注意が必要です。

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袴の結び方は何種類?十文字結びの方法をご紹介します!

袴や着物を着付けるとき、普段結び慣れないため、難しく感じてしまいますよね。
実は、袴には4つの結び方があります。
一文字や十文字は耳にしたことがあるという方が多いのではないでしょうか。

その他にも、結びきりや蝶結びがあります。
これらには、どんな特徴があるのでしょうか。
そこで今回は、袴の結び方の種類には何種類あるのかと、十文字結びの方法を紹介します。

□袴の結び方の種類は4種類!

袴の結び方には、4種類あります。

1つ目は、「一文字」です。
一文字という言葉は、耳にしたことがあるのではないでしょうか。
一文字は、一直線に袴紐が形作られている結び方です。

最も一般的な形で、名前の通り漢数字の「一」をイメージしています。
一文字は、袴の紐が下に垂れてしまわないように短く固定することが特徴です。

2つ目は、「十文字」です。
十文字は、袴紐を縦と横の両方に結び形を作る結び方です。
漢数字の「十」をイメージしており、紐を短く固定しています。
江戸時代から流行し始めた結び方で、一文字と同様一般的な形です。

3つ目は、「結びきり」です。
結びきりは、袴紐の巻き付け部分を締め付けて見せる結び方で、ネクタイのように一部を固定しています。

4つ目は、「蝶結び」です。
蝶結びは、公家の礼装の結び方として一般的な結び方です。
現代でも利用される場面が多いです。

□十文字結びはどうやってするの??

十文字結びの方法を紹介します。
まず、後ろの紐を前に引き出し、左側の紐を上に持ち上げます。
左右の紐を重ね合わせ、後ろの紐を前の紐の内側に通し、上から下にくぐらせます。
その後、左の紐を上に持ち上げ、中央で交差させます。

次に、左手の紐を上に持ち上げ、前の紐と絡げるようにして下に引きおろします。
右手の紐を左側に折り返し、同時に左手で紐を持ち替えます。
下に下がっている紐を前の紐に巻きつけた後に、下に引きおろします。

そして、左手にある紐を先端から折りたたみ、畳んだ紐の中央を結び目の真ん中に置くようにします。
下の紐を畳んだ紐の中央の下から上に巻き込みながら結んでいきます。
次に、紐の内側に通して下に引き、しっかりと巻き付けます。
最終的に、上に残っている紐を内側に折り込んで前の紐の内側に挟み込み、整えれば完成です。

□まとめ

一文字・十文字・結びきり・蝶結びの4つは、袴の結び方です。
普段着としてならば、好きな結び方で良いのですが、式典のように正式な場では、一般的にされている結び方をしましょう。

どの結び方が良いのかわからないという方は、一文字結びをしましょう。
最も一般的な結び方ですので、間違いないです。

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卒業式の袴に振袖はタブー?中振袖と組み合わせるときの注意点を紹介します!

「卒業袴に振袖を組み合わせて良いのか」
「振袖の時に気を付けておいた方が良いことは何だろう」
卒業袴選びには、様々な悩みや疑問が出てくることでしょう。
今回は、卒業袴に振袖はタブーなのか、そして中振袖と組み合わせるときの注意点を紹介します。

□卒業式の袴に振袖はタブー?

振袖には袖丈の長さが違う、3つの種類があります。
「大振袖」と「中振袖」、「小振袖」で、袖が長くなればなるほど格が高くなります。
成人式でも着られ、目にする機会が多いのは、中振袖です。

中振袖は未婚の女性が着用する着物の中で、一番格の高いものです。
そして、卒業式でよく着られる着物は、小振袖で二尺袖戸とも呼ばれます。
中振袖よりも袖丈が短くなりますので、動きやすく可愛らしい雰囲気になります。

卒業式の時には、振袖と袴の組み合わせでも、二尺袖と袴の組み合わせでも問題はありません。
どちらも正装であり、特に決まりはないからです。

しかし、動きやすさを考えて、二尺袖を選ぶ方が多いです。
卒業袴に成人式で着用した振袖を着ることはタブーではありませんので、振袖をもう一度着たいという方は、せっかくの機会ですので、振袖と合わせてみると良いでしょう。

□袴に中振袖を合わせる時の注意点!

袴に中振袖を合わせる時の注意点を2つ紹介します。

1つ目は、袖丈を常に意識しておかなければならないということです。
中振袖は、袖丈が長いため、袖を引きずることや踏んでしまうことが考えられます。
特に階段の上り下りや椅子に座るときです。
階段の上り下りでは、袖を腕にかける、椅子に座るときは膝の上に置くなどの工夫をしましょう。

2つ目は、身長とのバランスを配慮することです。
身長が低い方は、バランスをとりづらくなってしまうという問題が出てくる可能性があります。

また、身長が高い人は、スラリとしたスタイルが活かされる着こなしが出来ますが、大柄なイメージが出るかもしれません。
その場合は、縦に長いラインが強調されないような組み合わせにすることがおすすめです。

□まとめ

卒業袴に振袖を組み合わせることは問題ありませんが、着こなしや立ち振る舞いに注意が必要です。
卒業式では、友人と写真を撮ったりいろんな人と話したりする時間があることでしょう。
もし、振袖を選んでしまうと、身軽に動けません。

また、汚れていないかを常に意識しておく必要がありますので、動きやすい方が良いという方は、中振袖ではなく二尺袖を選ぶことをおすすめします。

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子供の袴姿でのトイレの行き方とは?着崩れたときの対処法もご紹介!

「七五三のお参りの時、トイレに行きたがらないか心配」
「着崩れたらどうしよう」
七五三のお参りの時には、このようなお悩みを抱えている方がいるのではないでしょうか。
袴姿でのトイレ問題は、悩みの種ですよね。

今回は、子供の袴姿でのトイレ行き方と着崩れたときの対処法を紹介します。

□子供の袴姿でのトイレの行き方

男の子の七五三の時のトイレの行き方を3歳、5歳、7歳に分けて紹介します。

3歳の時には、トイレトレーニングの最中という子どもが多いでしょう。
トイレトレーニングを終えていたとしても、着なれない袴を着てトイレをすることはハードルの高いことです。
漏らしてしまうと、着物が汚れ、レンタルだと弁償が求められる可能性があります。
出先でのトイレが不安な方は、オムツの着用をおすすめします。

5歳の時は、トイレトレーニングを終えているため、オムツの着用が難しいです。
出先でも自分でトイレができるという経験ができます。
ただし、袴を着ているため、両親がトイレの対処方法を知っておくことが重要になります。

袴には、行燈袴と馬乗り袴の2種類があり、行燈袴はロングスカートのような筒状になっています。
一方、馬乗り袴は股に仕切りがある作りになっています。
馬乗り袴では、小だけなら、どちらか片方をまたまで上げることで用を済ませられます。
レンタル品の数が少ないですが、トイレのしやすさを考えると、行燈袴を選ぶことをおすすめします。

7歳では、トイレの心配はあまりなくなりますが、着物は着なれていないという状態になります。
男の子の場合は、5歳の場合と同様の対応をしましょう。

□袴が着崩れたときは?

袴が着崩れた時の直し方を3つのケースに分けて紹介します。

1つ目は、衿元が着崩れた場合です。
着物の衿元が着崩れた時には、右手を袴の右脇にいれ、着物の下前部分を下に引っ張りましょう。
そして、左側も同様に行います。
強く引っ張りすぎてしまうと、中心線が崩れてしまいますので、注意をしましょう。

2つ目は、袴の紐がほどけた場合です。
袴の紐がほどけた時は、結び直すだけです。
ただし、紐をしっかり引っ張って結ぶようにしましょう。

3つ目は、袴がずり落ちた場合です。
袴がずり落ちるということは、帯が緩んでしまっていることが考えられます。
そんな時は、帯と袴を同時に引き上げるようにしましょう。
帯と袴を引き上げるときは、袴の脇のスリットから手を入れて、着物を引っ張るようにしましょう。

たゆみも同時に解消できます。
この時も、強く引っ張りすぎると、中心がずれてしまいますので気を付けましょう。

□まとめ

大人でも、着物や袴は着なれません。
特に子供は動き回るため、着崩れが起きやすくなります。
臨機応変に対応できるように、着崩れのケースに合わせた対処法を知っておきましょう。

そして、和装でのトイレは特に難関です。
トイレのしやすい物を選ぶこともおすすめです。

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袴でトイレに行くときはどうする??行き方をご紹介!

「袴を着たらトイレを我慢するしかないのか」
「着崩れるのが心配」
袴に対する不安のほとんどは、着崩れだと思います。

特に式典の時は、着用時間が長いためトイレへの不安が強まりますよね。
では、どのようにしたら着崩さずトイレに行けるのでしょうか。
今回は、袴を着崩さないトイレの行き方、持っておくと便利なものを紹介します。

□袴を着崩さないトイレの行き方

ここでは、行灯袴(あんどんはかま)というスカートの構造によく似た、女性用の袴でのトイレの行き方を紹介します。

着物の袖が長いものは、座ったりしゃがんだりしたときに、床についてしまいます。
せっかくの着物がよごれないように、両袖を帯と袴の間に挟んでおきます。
その後、袴の全面部分の裾をめくり上げて、両袖と同じように挟みます。
次に両裾もめくりあげ抱え込みます。

袴をめくり終えると、次は着物です。
着物をめくりあげて、袴を包むようにしまい、最後に長襦袢も着物と同じ工程でめくり上げます。
トイレを済ませた後は、長襦袢、着物、袴の順番にシワがよらないように丁寧に戻していきましょう。
個室を出た後、手を洗うため、そこで袖が濡れてしまわないように、帯と袴の間から出さないようにしましょう。

手を洗い、ハンカチで水気を取った後は、着物の両袖を出して元通りです。

□袴の時に持っておくと役立つものとは?

袴を着ている時に持っていくと便利なものを5つ紹介します。

1つ目は、替えの足袋です。
足袋は白いため、汚れやすいです。
そのため、会場に着くまでに汚れてしまった場合に備えて、予備の足袋を持っておくと安心です。

2つ目は、大きめのハンカチです。
飲食時に汚れ防止のためのひざ掛けとして、トイレの準備で着物をメイク汚れから守るため、など、大きなハンカチには様々な用途があります。

3つ目は、絆創膏です。
履きなれない草履を履くと、鼻緒の部分が痛くなることがあります。
そんな時に備えて、絆創膏を持っておくと安心です。

4つ目は、洗濯ばさみです。
トイレの準備の時にあると裾や袖を挟めるため、便利です。
2個くらいあると良いでしょう。

5つ目は、エコバッグです。
着物用のバッグは容量が少ないため、折りたためるバッグがあると、もしもの時に役立つでしょう。

□まとめ

袴や着物を着るとき、着崩れるのが嫌だから、トイレを我慢すると言うのはなかなかに、辛いですよね。
特に卒業式や成人式などは着用する時間が長いため、トイレに行きたくなったらどうしようと思うかもしれません。
着用する袴によって比較的トイレに行きやすいものもありますので、袴に悩んだときは、行灯袴を選ぶと良いでしょう。

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えんじ色の袴で卒業式を迎えませんか?合う色は何色?

えんじ色がどのような色かご存じでしょうか。
黒みを帯びており、鮮やかな色です。
赤は、明るく元気な印象を与えますが、えんじ色は落ち着いた印象を与えます。
そこで今回は、えんじ色とはどんな色なのか、えんじ色の袴にはどの色が合うのかを紹介します。

□えんじ色とは??

えんじ色は、紅色の一種で、黒みを帯びた深く鮮やかな色のことを言います。
えんじ色のえんじを漢字で書くと、「臙脂」です。
この臙脂は、古代に中国から伝わった化粧紅などの顔料の名前に由来します。

しかし、一般的に使われるようになったのは、明治中期頃とされています。
では、なぜ「脂」という漢字が当てられたのでしょうか。

これは当時、辰砂という硫化水銀からなる鉱物からつくられる顔料の「朱」にヤギの脂を加えて化粧紅がつくられていたことから呼ばれるようになりました。
また、「燕」の国の紅の生産が非常に優れていたこともあり、ブランド化され、「燕脂」と呼ばれ、後に「臙脂」と表記が変わりました。

□えんじ色の袴に合う色はこれ!

えんじ色と相性の良い色を5つ紹介します。

1つ目は、黒です。
えんじ色には、上品な印象があるため、メリハリのあるシャープな組み合わせです。
夏の時期には、暑苦しく感じてしまいますが、秋の時期にはちょうどよい組み合わせになります。

2つ目は、グレーです。
黒よりも、控えめなカラーであり、大人かわいい組み合わせです。
薄いグレーと濃いえんじ色を組み合わせると、足長効果になります。

3つ目は、白です。
えんじ色と白は相性が悪そうに思われてしまいがちですが、モノトーンカラーである白は、実は、えんじ色との相性がいい色です。
赤と白の組み合わせより、可愛らしく落ち着いた雰囲気になります。

4つ目は、ネイビーです。
ネイビーとえんじ色は色と色がケンカしそうなイメージを持たれがちです。
カジュアルな印象になり、紺色だと上品さが演出できます。

5つ目は、ベージュです。
えんじ色と合わせる定番の色です。
ナチュラルなベージュと深みのあるえんじ色が華やかさを演出します。
統一感があり、秋にぴったりの組み合わせです。

しかし、ベージュは地味な印象になりやすいので注意しておきましょう。

□まとめ

えんじ色は、他の色と合う組み合わせが少ない色に思われがちですが、そうではありません。
一見合わないと思われる色でも、アクセントとして取り入れることで、一気に印象を変えることができます。
えんじ色はベージュだけでなく、モノトーンや青系、ブラウン系の色との相性がいいです。
えんじ色の袴を選ぶ時には、様々な組み合わせを試してみるといいでしょう。

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着物の色には意味がある?相性の良い組み合わせもご紹介!

着物の色にはそれぞれ意味が込められていることを知っていますか。
日本には多くの伝統色が存在し、様々な色の着物を取り入れることで、暮らしを彩ってきました。
そのため、それぞれの色に意味が込められています。
どんな意味が込められているのでしょうか。

今回は、着物の色の意味と相性の良い色の組み合わせについて紹介します。

□着物の色の意味とは?

着物の色の意味を3つ紹介します。

1つ目は、赤系です。
赤には、「魔除け」の意味が込められており、成人式の振袖でよく見かける色です。
その他にも熱、活力、興奮、情熱、指導力などの色ともされています。

平安時代では、日常から離れた聖域の建物や祭器に使用される色であったため、一般の人々は、赤色の着物を着ることは、禁止されていました。
そのため、赤色の着物には、強い憧れを持つ人が多くいました。

2つ目は、ピンク系です。
ピンクは、現代でも、若い女性を中心に人気を集めている色です。
ピンクは、心を軽くして、緊張をやわらげ幸福を与える色とされており、特に恋愛成就の力になってくれると言われる色です。

日本には桜の木がたくさんあり、ピンクを見ることで桜の花を連想させるため、なじみ深い色でもあります。

3つ目は、黄色系です。
黄色は、太陽の光の色であり、前向きさや明るさの象徴でもあります。
無邪気で遊び心をくすぐる色であるため、クリエイティブなことをするときにおすすめの色です。
その他、温和、陽気、知性などの色ともされています。

□相性のいい色合わせ

相性の良い色の組み合わせには4種類あります。

1つ目は、淡い色と濃い色の組み合わせです。
濃淡の差があるだけで、補色関係でも、同色の組み合わせでも合いやすくなります。
色の組み合わせに迷ったときには、濃淡の組み合わせにすることで、無難にまとまります。

2つ目は、淡い色同士の組み合わせです。
淡い色同士の組み合わせにすることで、落ち着いた雰囲気を出せます。
帯の色は明るいトーンの物だと相性がよく、黄色、金色、色だと無難な組み合わせになります。

3つ目は、同系色の組み合わせです。
似た色で揃えると、メリハリがつきにくくなります。
そのため、帯を濃い色にすることや帯の柄を強調させるなどして、全体をまとまらせることが重要になります。

4つ目は、濃い色同士の組み合わせです。
着物と帯両方を濃い色にし、暗めの色だとシンプルで落ち着いた雰囲気を出せます。
帯の色に悩んだときには、鮮やかな赤や橙と組み合わせることで、重たい雰囲気を避けられます。

□まとめ

着物は組み合わせ次第で、どんな印象にも変えられます。
落ち着いた雰囲気の時には、淡い色同士・濃い色同士の組み合わせが効果的です。
着物と帯を選ぶときには、どんな雰囲気にしたいのかを決めておくことで、理想に近い組み合わせが実現できるでしょう。

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白と黒が入った袴か着物が着たい!そんなときは柄で勝負!

「白と黒の着物が着たい」
「袴に柄ってあるの」
このようなお悩みをお持ちの方いらっしゃいませんか。
現代では、卒業式や成人式など特別な時にしか着用しない着物や袴について、知っていることって少ないですよね。

特に袴だと、どんな色があるのかすら分からないということもあるかもしれません。
柄入りの袴を選ぶとき、どんなことに気をつければ良いのでしょうか。
そこで今回は、袴の柄の種類と、矢絣柄について紹介します。

□袴の柄の種類をご紹介

袴の柄の種類を3つ紹介します。

1つ目は、無地の袴です。
袴と聞くと柄のない無地の物を連想する人が多いと思います。
卒業式で着用されるものは無地の物が多いです。
袴に柄が入っていないことで、着物の柄を邪魔することなく、引き立たせられます。

また、着物を変えるだけで違った雰囲気になることも魅力の一つです。
そして、清潔感も出せます。

2つ目は、ぼかし袴です。
華やかな着物との相性がいい袴の柄です。
華やかなものだけでなく、控えめな柄と組み合わせることで、落ち着いた雰囲気にもできることが魅力です。
知的さや品、高級感などを出してくれるのも、ぼかし袴の魅力です。

3つ目は刺繍柄の袴です。
上の着物との組み合わせ次第で、見た目にうるさい雰囲気になってしまうため、使いどころが難しいという問題点があります。

しかし、小さな刺繍が入っている物だと、控えめであり嫌味のない主張ができます。

□黒と白なら矢絣柄を!

白と黒が入った着物を着たいときには、矢絣柄(やがすりがら)がおすすめです。
矢絣柄と言えば、大正ロマン風の代表ともいえる柄です。

矢絣柄という柄は、弓矢の矢羽根が交互に並べてあり、絣技法を使って織った物のことを指します。
羽根の輪郭部分がかすれていることが特徴とされています。
矢は一度射ると戻ってくることがないので、「娘が嫁ぎ先から出戻らないように」という気持ちが込められており、結婚の時に親が持たせていました。

大正モダン風のスタイルがここ数年人気を集めており、成人式や卒業式で選ばれています。
大正モダン風は、古典柄と現代的な花柄と模様を組み合わせたスタイルのことです。
矢絣柄を取り入れるだけで、レトロモダンなスタイルにできるため、特に人気が高いものとなっています。

□まとめ

袴と言えば無地のものというイメージが強く定着していますが、ぼかしや花柄、刺繍柄など様々なデザインがあります。
着物との合わせ易さで言えば、無地の物がいいですが、個性を出したいときや雰囲気に合うものがあれば、無地以外のものを選んでも良いかもしれませんね。

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