「振袖と袴とよく聞くけれどどう違うのかな」
このようにお考えの方は多数いらっしゃるでしょう。
普段身に着けることのない伝統的な衣装に関してなかなか知識を深めるのは難しいですよね。
そこで今回は、振袖と袴の違い、振袖と袴それぞれの中での違いについてご紹介します。
□振袖と袴の違いとは
ここでは、振袖と袴の違いについてご紹介します。
日本で伝統的衣装として親しまれている着物を皆さんはご存じですよね。
着物と言っても着物にも様々な種類があり、洋服と同じように「服」という分類に含まれます。
服は基本的にどのような場所でどのような目的を持って着るのかが決められています。
服に場所や目的が決まっているように、着物の種類についても場所や目的が決められています。
着物の中で、正式な式典やイベント、おめでたい出来事がある日に着るのにふさわしいとされている女性の衣装のことを振袖と言います。
豪華な柄や詩集が織り込まれており、華やかな小物を一緒に身に着け、帯の結び方も普通とは違った結び方をします。
袴の一番の特徴は長い袖で、袖が長ければ振袖であると言っても過言ではありません。
振袖に対して、袴は同じように和服の一種ですが、明治時代に女学生がき始めたことで定着した腰から下に着るものです。
袴はいわば和服のスカートのことを指しており、二尺袖や振袖と組み合わせて着ます。
一般的には振袖ではなく二尺袖と組み合わせて着られるものですが、卒業式などの正式なイベントの場では振袖を着る方も少なくありません。
以上が振袖と袴の違いについてでした。
□振袖や袴にもそれぞれ種類がある
ここでは、振袖と袴の中でも種類があることについてご紹介します。
まず、振袖についてですが、振袖の中には、小振袖、中振袖、大振袖の3種類が存在します。
一般的に成人式で切られている振袖は、1メートルほどの袖の長さをした中振袖です。
大振袖は110センチメートル以上の長い袖を身に着ける振袖のことを指します。
大振袖は一般的に結婚式に着られるもので、成人式に着る人はいません。
小振袖は75センチメートルほどの袖を身に着ける振袖で、振袖と袴の違いでもご紹介した二尺袖のことを言います。
次に、袴の種類についてですが、女袴、巫女袴、差袴(さしこ)、行灯袴(あんどんばかま)、捻襠切袴(ねじまちのきりばかま)などの種類があります。
女袴以外の袴は巫女さんのアルバイトなどのような場面で身に着ける、神職のための袴です。
そのため、卒業式などの場面で身に着けるのは女袴で、スカートのような感覚で身に着けられるのが特徴的でしょう。
以上が振袖と袴のそれぞれの種類についてでした。
□まとめ
今回は、振袖と袴の違い、振袖と袴それぞれの中での違いについてご紹介しました。
振袖と袴は同じ分類の中での違いというよりは、現代の洋服で言う上着とスカートのようにそれぞれ着る部分が違うことが分かりましたね。
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