「卒業式の袴と成人式の振袖って何が違うのだろうか」
普段、着物を着る機会がないと、あまりピンと来ないかもしれません。
今回は袴と振袖の違いと、卒業式の袴に振袖を合わせても良いのかを紹介します。
□袴と振袖の違い
結論から申し上げると、袴と振袖は同じ着物ではありますが、全くの別モノです。
違いを簡単にまとめると以下の通りです。
・袴はズボンやスカート、ワイドパンツ状の履物となる和装
・振袖は花柄など刺繍の入った袖の長い着物
最も大きな違いは、礼服として「単体で身につけられるか」でしょう。
具体的には、振袖の場合、上半身部分と下半身部分をセットで着付けできます。
そのため、袴を合わせない場合でも、そのまま帯を締めれば全身をまとめられます。
もちろん、この着付け方はルールや作法に沿ったものです。
一方、袴はあくまで履物であり、上半身部分は別途用意する必要があります。
この時に振袖などを合わせて、さまざまなコーディネートを楽しんでいくのです。
□卒業式の袴に振袖を合わせても良いのか?
卒業式の袴に合わせる着物には、特に決まりがないと言われています。
しかし、振袖は未婚女性の第一礼服であり、アカデミックな雰囲気に適した袴は卒業式に適したものです。
卒業式で袴に合わせる振袖は「小振袖」が定番ですが、特に決まりはありません。
したがって、中振袖でも小振袖でも、どちらでも問題はないということです。
ただし、小振袖なら動きやすく可愛らしい雰囲気、中振袖なら袖が長いため豪華な印象を与えられます。
それぞれに魅力があるため、好みに合わせて選んでみましょう。
以下にて、それぞれの注意点は押さえておきましょう。
*中振袖の袴の組み合わせの場合
立ち振る舞いには十分注意が必要です。
袖を地面に引きずって踏んでしまわないよう注意しましょう。
また、身長が低めの方は、中振袖だと全体のバランスが取りにくい場合があります。
その場合は、履物をブーツにしてみるなど、全身のコーデを工夫すると良いでしょう。
*小振袖の袴の組み合わせの場合
小振袖を着るのは基本的に学生時代のみであるため、卒業式に最後の記念として思い出に残すのも良いでしょう。
最近では裾が膝上程度のものもあり、レンタルでは小振袖と袴のセットで卒業袴としているケースもあります。
□まとめ
卒業式の袴に合わせる着物には特に決まりがないため、振袖を合わせても構いません。
しかし、何を組み合わせるにしろ、注意したいポイントは押さえておきましょう。
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