卒業袴にも、素材の種類があることをご存知ですか。
素材はおおよそ3種類あり、それぞれにメリットやデメリットが存在します。
そこで今回は、卒業袴のおすすめの素材と着物の種類についてご紹介します。
これから卒業式の予定があり、袴がまだ決まっていない方は必見です。
□卒業袴のおすすめの素材
袴の生地にはいくつか種類があるため、自分に合った生地を見つけて選びましょう。
*正絹
この生地は、絹で織った天然素材で、心地よい肌なじみと長時間経っても着崩れしにくいことが特徴です。
しかし、汚れてしまってもクリーニングに出すことは出来ず、専門のクリーニング店まで足を運ばなければなりません。
*ウール
ウールは、一般的にセーターに使われる素材で多少の水や汚れを弾きます。
また、卒業式シーズンの3月は肌寒い季節となりますが、ウールは保温性に優れているためおすすめです。
弾力性がありシワになりにくく、着崩れもしにくい特徴があります。
*ポリエステル
化学繊維のツルツルとした触り心地で、デザインが豊富なことが大きなメリットです。
特に、正絹やウールでは表現が難しいボカシの袴が人気です。
価格帯は幅広く、化学繊維の安価なものから正絹に近い高価なものまで選択できます。
ただし、長時間の使用となると着崩れしやすいため注意が必要です。
□着物には何種類ある??
実は、着物にはいくつか種類があり、代表的なものだけでも11種類に及びます。
その中でも特に使われやすい4種をご紹介します。
1.振袖
振袖は、未婚女性の第一礼装で長い袖丈が特徴です。
その袖丈によって、大振袖・中振袖・小振袖に分けられます。
現代では、結婚式や成人式、小振袖はお茶会にも着用できる着物になります。
2.訪問着
振袖や留袖の次に格が高い着物を訪問着といいます。
下半身のみに柄が入っている色留袖とは異なり、上半身にも柄が入っているのが特徴です。
訪問着は、結婚式や卒業式などのフォーマルな場面からカジュアルなお食事会にも使われる幅広い着物です。
3.付け下げ
付け下げとは、左肩にワンポイントの柄が入った、訪問着の次に格が高い着物です。
袋帯の締め方で、格を上げることも下げることも可能なことがこの着物の特徴です。
シンプルで着る場面も幅広いため、着物初心者の方でもご活用いただけます。
4.浴衣
一度は着たことのある方も多くいらっしゃる浴衣は、着物の中で一番格の低い着物です。
ほかの着物とは異なり、生地が薄く通気性や速乾性に優れています。
現代では、花火大会や夏祭りに着用される浴衣ですが、かつては、湯上り着や寝巻としても着用されていました。
□まとめ
今回は、卒業袴の生地と着物の種類についてご紹介しました。
着物には、11種類もありそれぞれに着用シーンや着用方法が異なります。
大事な門出にはお気に入りの衣装を着用したいと考える方が多くいらっしゃいます。
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