袴にはどのような種類がある?袴紐の結び方もご紹介します!

袴と聞くとどのような場面で着用されるか想像できますか。
卒業式の女性の衣装や武道、巫女の衣装としても着用されています。
そして、それぞれの用途に合わせて袴にも種類があることをご存じですか。

今回は、袴の種類と袴紐の結び方について紹介します。

□袴の種類とは?

袴には3種類あり、袴の種類を知っておくことでTPOに合わせて選択できるようになるでしょう。

*女袴

女袴(おんなばかま)は別名「行燈袴(あんどんばかま)」と呼ばれており、現代の卒業式で着用されることが多い袴のタイプです。
両足の間を仕切るマチのない、ロングスカートのようなつくりになっています。
前と後ろにヒダが入っており、フレアスカートのように裾が広がるため、女性らしいシルエットに仕上げられます。

*差袴(さしこ)・巫女袴

神職が着用するものを差袴、巫女が着用するものを巫女袴と言います。
特定の職業の人が着用するので、足首までの短い丈になっており、立ち座りの動作を行いやすくしています。
男性の神職の場合「馬乗袴」、巫女の場合「行燈袴」です。

*捻襠切袴(ねじまちのきりばかま)

女性神職が着用する馬乗袴のことを捻襠切袴と言います。
両足間にマチがあり、腰のあたりにギャザーが寄るように仕立ててあります。
十二単を着用する際に用いられた長袴もあります。
腰紐は前後に分かれているケースが多いですが、捻襠切袴は一本になっていることが特徴です。

□袴紐の結び方

袴紐の結び方には、種類があります。
正装の時に結ばれるのは、十文字です。
結び方は途中までどれも一緒です。

例えば、十文字の他に一文字という結び方があるのですが、結び終わった後に正面の結び目が十字型になっているか、一字型になっているかの違いです。
それぞれの形にするために途中の工程が変わっていくというイメージです。

その他にも、重ね片結びと駒結びと呼ばれる結び方があります。
重ね片結びは名前の通り片結びをします。
片結びをした後に残った紐をリボン結びのように様々な結び方をすることができます。

駒結びは締め上げることがポイントです。
締め上げた後は残っている紐を左右に振り、帯の両脇に入れ込み、止めます。

十文字や一文字とは異なり、重ね片結びはアレンジを加えることができます。
正装ではないときには、結び方を工夫してみることをおすすめします。

□まとめ

袴には結び方を含め種類がたくさんあります。
どんな場面で着用するかによって袴の選び方が決まります。
たとえば、巫女袴のように動きやすさを重視したものがあります。
TPOに合わせた選択をしていきましょう。

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