「袴の着付けでは何か必要なものがあるのかな」
今や卒業式の定番とも言える卒業袴ですが、多くの方にとっては馴染みの薄いものでもありますよね。
そのため、当日着用する前までに、着付けで必要なものを押さえておきましょう。
□袴の着付けで必要なもの
1つ目は、着物です。
袴に合わせる着物として、袖丈が2尺(約60センチ)の小振袖を選ぶ方が多いです。
しかし、もちろん振袖でも構いません。
成人式に使用した振袖にあわせて、袴のみレンタルされる方もいます。
2つ目は、卒業袴です。
主役となる卒業袴は、日本の伝統的なモチーフや小紋模様のデザイン、レースつきの洋風なデザインなどさまざまです。
袴の色使いで印象が変わるため、ご自身に合ったものを選びましょう。
3つ目は、半巾帯(はんはばおび)です。
これは着物の帯の半分の幅の帯を指し、浴衣を締める際にも使用されます。
卒業袴に合わせて、帯の柄や色を決めると良いでしょう。
4つ目は、長襦袢(ながじゅばん)です。
これは着物の下に着用するものです。
着物の寸法に合ったものを選ぶことがポイントです。
半衿付きのものなら、半衿を縫い付ける手間が不要で便利でしょう。
5つ目は、半衿です。
これは、着物の衿汚れを防ぐ役割があります。
もし長襦袢に付いていない場合は、ご自身で準備し、縫い付けましょう。
6つ目は、衿芯です。
これは、長襦袢についている半衿の隙間に通して、衿元を整えるものです。
7つ目は、重ね衿です。
これは伊達衿とも言われ、着物の衿に重ねて使用します。
着物と半衿の中間に違う色が入ることで、重ね着しているような、華やかな印象となります。
8つ目は、肌着・裾よけです。
これは、長襦袢の下に着るものです。
9つ目は、腰ひもです。
さまざまな素材のものがありますが、幅が広いものが締めやすくてオススメです。
3、4本は準備しておきましょう。
10つ目は、伊達締めです。
これは、おはしょりの余ったところを抑え、衿合わせが崩れるのを防ぎます。
長襦袢用と着物用の2本が必要です。
11つ目は、足袋またはストッキングです。
草履をあわせる場合は足袋は必須でしょう。
伸縮性のあるストレッチ素材のものなら、疲れずに履けるためオススメです。
ブーツをあわせる場合はストッキングが必要です。
12つ目は、草履またはブーツです。
自分がイメージする袴姿によって、履物を選ぶと良いでしょう。
ブーツを履く際は、袴丈は短い方が綺麗に見えます。
□レンタルする場合に必要なもの
レンタルする場合は、お店側が必要なアイテムをある程度用意してくれます。
ただし、レンタルするお店やプランによって、用意してくれるアイテムが変わるため、注意が必要です。
ここでは、一例を紹介します。
・一式レンタルに含まれないものは、「髪飾り、肌着、ブーツ」
・袴単品のレンタルに含まれないものは、「着物、長襦袢、半衿、伊達衿、髪飾り、肌着、ブーツ」
・着物単品のレンタルに含まれないものは、「袴、帯、髪飾り、肌着、ブーツ」
□まとめ
卒業式を盛り上げてくれる卒業袴です。
当日、必要なアイテムを万全に揃えるためにも、選ぶ時間や入手する時間に余裕を持たせておきましょう。
Maiでは卒業袴のレンタルを行っております。
卒業式が近い方はぜひお問い合わせください。