袴姿での歩き方や階段の上り下りのポイントをご紹介!

「袴や着物を着ているときは、どんな立ち振る舞いをすればいいの」
「階段の上り下りで着崩れを起こしそう」
このようなお悩みをお持ちの方もいらっしゃると思います。
では、どんなところに注意を向ければ良いのでしょうか。

そこで今回は、袴姿での歩き方や立ち姿勢、階段での上り下りのポイントを紹介します。

□袴姿での歩き方と立ち姿勢

袴姿での歩き方と立ち姿勢について紹介します。
基本の立ち姿勢は、背筋を伸ばし、顎を引いて胸を張ります。
猫背にならないようにするには、腹筋に力を入れましょう。
腹筋に力が入ると自然に背筋が伸びてきます。

背筋だけでなく、足元にも気を配りましょう。
草履の場合は、少しだけ内股にし、足を八の字にしてつま先を付けます。
ブーツの場合は、かかとを付け片足を少し後ろに引きましょう。
足元に意識を向けるだけで、綺麗にみせられます。

袴姿での歩き方は、小股で歩くことが大切です。
洋服の時のように大股で歩いてしまうと、着崩れの原因にもなります。
歩幅は小さくして、顔を上げて背筋を伸ばしましょう。
歩くときのポイントは、つま先を内側にいれるイメージを持つことです。

□階段の上り下りのポイントとは?

袴は裾が長いため、階段の上り下りでは特に注意が必要です。
上り下りの際そのまま上り下りをしてしまうと、裾が汚れてしまいます。
上るときには、袴の両脇から手を入れて、前を浮かせるようにしましょう。
袴を浮かせていないと、裾を踏んでしまい怪我につながるほか、着崩れしてしまいます。

下るときは、袴の両サイドのスリットから手を差し込んで、優しく持ち上げましょう。
後ろは視界に入りませんので、上りより慎重に持ち上げます。
着崩れの心配がありますが、安全を第一に考えましょう。

もし、着崩れをしてしまったら、応急処置をしましょう。
例えば、袴の帯が崩れてしまったときです。
袴の帯の着崩れの原因は、着付けた帯の位置が下がっていることが考えられます。

応急処置として、着物が一緒に上がらないように、袴の右脇から右手を入れて着物の衿先を下に引っ張りながら持ち上げましょう。
このように自分でも直せる応急処置方法を覚えておくと便利です。

□まとめ

袴を着用する機会が少なく、立ち振る舞いが分からないという方も多いでしょう。
袴や着物は立ち振る舞いで、印象が大きく変わってきます。
背筋を伸ばし、足元に注意を向けておくだけで、美しく見えます。
気を抜いてしまうとだらしなく見えてしまいますので、所作に注意を向けましょう。

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袴を選んでいる方必見!振袖と袴の色の組み合わせをご紹介!

振袖に種類があることを知っていますか。
振袖自体が格の高い着物ですが、袖丈の長さによっても格の差が出てきます。
では、どんな違いがあるのでしょうか。
今回は、振袖の種類と、袴と着物の色の組み合わせについて紹介します。

□振袖の種類

振袖には、「大振袖」「中振袖」「小振袖」の3つがあります。
これらの違いは、袖の長さです。

振袖は、未婚女性の礼装で、着物の中でも格が高く、袖丈が長いほど、格が高くなるのです。


大振袖は、袖丈約114センチメートルで、婚礼衣装の定番とされてきた衣装です。そのため、「お引き」や「引き振袖」とも呼ばれています。
現在では、お色直しの衣装として着用されています。

中振袖は、20歳になると着用する方が多いのではないでしょうか。
袖丈が約100センチメートルある中振袖は、成人式の晴れ着として着用されているものです。
中振袖といえば成人式というイメージがありますが、結婚式のお呼ばれや改まった式典への出席、結納など様々な場面に適しています。

小振袖は、袖丈約76センチメートルで、別の言い方に直すと二尺であるため、二尺袖とも呼ばれます。
袖丈が短いため、可愛らしい雰囲気で動きやすいことが特徴です。
小振袖は、袴と組み合わせて、卒業式に着用されているケースが多いです。

□袴の色を組み合わせるポイントとは?

袴の色の組み合わせのポイントを紹介します。

1つ目は、色相環を確認することです。
色は、光の波長によって変化し区別されます。

色の変化を輪にしたものを「色相環」といい、隣り合う位置にある色は「同系色」、向かい合う位置にある色を「補色」といいます。
色の組み合わせの基本は、同系色か反対色にすることです。

2つ目は、同系色と組み合わせることです。
着物と袴の色を同系色で組み合わせることで、全体の調和がとれます。
さらに、上品かつ優しい印象にもできます。

3つ目は、反対色と組み合わせることです。
反対色で組み合わせることで、メリハリが出ます。

普段の洋服のコーディネートでは、反対色の組み合わせは難しいですが、普段できないような色の組み合わせに挑戦できます。
反対色でおしゃれに着こなしたい方や目立つコーディネートをしたい方におすすめです。

□まとめ

袴と振袖の組み合わせは、色が重要になってきます。
また、振袖の種類を知り、その時にあった物を選ぶことも大切です。
もし、場に合わない組み合わせにしてしまうと、周囲から浮いてしまうかもしれません。
振袖の特徴を知り、おしゃれに着こなしていきましょう。

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男性袴の特徴とは?立ち方や歩き方などの基本動作も併せてご紹介!

男性袴の特徴にはどんなものがあると思いますか。
女性はこの袴、男性はこの袴というように正確に決められているわけではありませんが、一般的に着られているデザインはあります。
では、男性用の袴にはどのような特徴があるのでしょうか。

今回は、男性袴の特徴と和装の立ち方・座り方・歩き方などの基本動作を紹介します。

□男性袴の特徴!

男性用の袴の構造の特徴について紹介します。
男性用の袴で多いのは、馬乗り袴です。
馬乗り袴は、馬に跨るための袴として生まれ、、股の部分に仕切りがあるため、ズボンを履いている時のような足さばきができます。

そのため、女性が着用することの多い、行灯袴という袴よりも動きやすいです。
元々明治初期までは、男性も女性も馬乗り袴を着用していましたが、行灯袴が登場してからは、女性は行灯袴を着用するようになりました。

成人式や結婚式のようなお祝いの席では、男性は馬乗り袴を着る場合が多いですが、ファッションとして、袴を楽しむ場合は、行灯袴を着用する方も少なくありません。
正確に決められているわけではありませんので、普段着やファッションでの着用の場合は自分が着たい袴を着ることをおすすめします。

□和装での立ち方や座り方や歩き方などの基本動作とは?

和装での基本動作を紹介します。

立ち方では、背筋を伸ばし、顎は引き気味で胸を張りましょう。
背筋を伸ばすコツは、腹筋に力を入れることです。
立ち姿勢は、背筋だけに気を取られてしまいがちですが、足元にも注意を向けましょう。
草履を履いている場合は、内股を意識してつま先がハの字になるようにくっつけましょう。

歩き方では、立ち姿勢と同様に背筋を伸ばします。
そして、膝頭をすり合わせるようなイメージで内股気味に歩きます。
和装姿では、大股で歩いてはいけません。
着崩れの原因になります。

和装では、歩幅を小さく、つま先を内側にいれるようにして歩きましょう。
また、上前を右手で軽く押さえて歩くことをおすすめします。
裾がはだけないだけでなく、奥ゆかしく見えます。

和装で椅子に腰掛ける時にも注意が必要です。
椅子に座るときは、背筋を伸ばし浅く腰をかけましょう。
深く腰をかけると、帯が潰れる原因になります。
そして、振袖を着ている場合は、膝の上に重ねて畳んでおくと、床をこすらない為、汚れることを防げます。

□まとめ

和装と洋装では所作に違いがあります。
和装は着崩れをしにくいことや裾が捲れやすいことから、小さな動きをすることが多いです。
特に歩幅に注意しましょう。

ひとつひとつの所作を丁寧にすることで、全体の動作が美しく見えます。
和装姿では、頭からつま先まで意識を向けましょう。

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袴姿での正座の仕方とは?正座以外の座り方も併せて紹介します!

袴姿での正座には正しい座り方と立ち方があることを知っていますか。
左足から座ることや右足から立つことなど細かいルールがあります。
また、袴がシワにならない工夫もされています。
そこで今回は、袴で正座をする方法と正座以外の座り方を紹介します。

□袴で正座をする方法とは?

袴で正座をする方法を紹介します。

まず、真っ直ぐ立った状態から左足を後ろに引き、左足のつま先を立て、左ひざを床につけます。
両手は太ももの上にそっと置きます。
右足も同様に、左足の横に持ってきましょう。

つま先を立てた後、腰を下ろし、かかとの上に座ります。
つま先を崩し、両足の親指を重ね正座をします。
最後に、両膝の間をこぶし一個分あけておきます。

この一連の流れが、正座の基本動作です。
座るときは、左足からです。
また、正座をするときに、両側に袴を少し広げておくとシワがつきにくくなります。

しかし、引っ張りすぎると、帯が緩んでしまいますので注意が必要です。
そして、起立をするときは、両足のつま先を立てた後に、右足を立て片膝立ちの状態にします。
そのまま両足を伸ばして立ち上がりましょう。

はじめにつま先を立てるのは、袴を踏み、転んだり着崩れをするリスクを低くするためです。
座るときは左足から、立つときは右足からを意識し、上体を真っ直ぐにすることを意識しておきましょう。

□正座以外の座り方をご紹介!

袴姿での正座以外の座り方は、「蹲踞(そんきょ)」と「胡坐(あぐら)」です。
蹲踞は、力士が取り組みの前に取る両膝を開いてしゃがむ姿勢のことです。
剣道でも同様の姿勢をとっています。

蹲踞は、背筋を伸ばしたままかかとに座るため、慣れるまでバランスをとることが難しいです。
両膝を大きく広げ、へその下に力を入れたり、つま先でしっかり立ったりすることでバランスをとれます。

胡坐は正座と違い、決まった座り方がありませんので、普段通り安座を組んでも問題ありませんが、袴は裾広がりになっているので、捲れてしまわないように注意が必要です。

床ではなく椅子に座るときには、袴の後ろを軽く持ち上げて浅く座り、背もたれに寄りかからないようにしましょう。
着崩れを防止できます。

□まとめ

正しい座り方を知っているだけで、所作が美しくなり、落ち着いて対応ができます。
袴や着物と言えば正座というイメージが強いかもしれませんが、その他にも座り方があります。
胡坐で座る場合は、正座とは違い捲れていないかの確認をするようにしましょう。
また、所作が雑だと着崩れがしやすくなりますので、十分な注意が必要です。

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卒業式の袴に振袖はタブー?中振袖と組み合わせるときの注意点を紹介します!

「卒業袴に振袖を組み合わせて良いのか」
「振袖の時に気を付けておいた方が良いことは何だろう」
卒業袴選びには、様々な悩みや疑問が出てくることでしょう。
今回は、卒業袴に振袖はタブーなのか、そして中振袖と組み合わせるときの注意点を紹介します。

□卒業式の袴に振袖はタブー?

振袖には袖丈の長さが違う、3つの種類があります。
「大振袖」と「中振袖」、「小振袖」で、袖が長くなればなるほど格が高くなります。
成人式でも着られ、目にする機会が多いのは、中振袖です。

中振袖は未婚の女性が着用する着物の中で、一番格の高いものです。
そして、卒業式でよく着られる着物は、小振袖で二尺袖戸とも呼ばれます。
中振袖よりも袖丈が短くなりますので、動きやすく可愛らしい雰囲気になります。

卒業式の時には、振袖と袴の組み合わせでも、二尺袖と袴の組み合わせでも問題はありません。
どちらも正装であり、特に決まりはないからです。

しかし、動きやすさを考えて、二尺袖を選ぶ方が多いです。
卒業袴に成人式で着用した振袖を着ることはタブーではありませんので、振袖をもう一度着たいという方は、せっかくの機会ですので、振袖と合わせてみると良いでしょう。

□袴に中振袖を合わせる時の注意点!

袴に中振袖を合わせる時の注意点を2つ紹介します。

1つ目は、袖丈を常に意識しておかなければならないということです。
中振袖は、袖丈が長いため、袖を引きずることや踏んでしまうことが考えられます。
特に階段の上り下りや椅子に座るときです。
階段の上り下りでは、袖を腕にかける、椅子に座るときは膝の上に置くなどの工夫をしましょう。

2つ目は、身長とのバランスを配慮することです。
身長が低い方は、バランスをとりづらくなってしまうという問題が出てくる可能性があります。

また、身長が高い人は、スラリとしたスタイルが活かされる着こなしが出来ますが、大柄なイメージが出るかもしれません。
その場合は、縦に長いラインが強調されないような組み合わせにすることがおすすめです。

□まとめ

卒業袴に振袖を組み合わせることは問題ありませんが、着こなしや立ち振る舞いに注意が必要です。
卒業式では、友人と写真を撮ったりいろんな人と話したりする時間があることでしょう。
もし、振袖を選んでしまうと、身軽に動けません。

また、汚れていないかを常に意識しておく必要がありますので、動きやすい方が良いという方は、中振袖ではなく二尺袖を選ぶことをおすすめします。

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袴でトイレに行くときはどうする??行き方をご紹介!

「袴を着たらトイレを我慢するしかないのか」
「着崩れるのが心配」
袴に対する不安のほとんどは、着崩れだと思います。

特に式典の時は、着用時間が長いためトイレへの不安が強まりますよね。
では、どのようにしたら着崩さずトイレに行けるのでしょうか。
今回は、袴を着崩さないトイレの行き方、持っておくと便利なものを紹介します。

□袴を着崩さないトイレの行き方

ここでは、行灯袴(あんどんはかま)というスカートの構造によく似た、女性用の袴でのトイレの行き方を紹介します。

着物の袖が長いものは、座ったりしゃがんだりしたときに、床についてしまいます。
せっかくの着物がよごれないように、両袖を帯と袴の間に挟んでおきます。
その後、袴の全面部分の裾をめくり上げて、両袖と同じように挟みます。
次に両裾もめくりあげ抱え込みます。

袴をめくり終えると、次は着物です。
着物をめくりあげて、袴を包むようにしまい、最後に長襦袢も着物と同じ工程でめくり上げます。
トイレを済ませた後は、長襦袢、着物、袴の順番にシワがよらないように丁寧に戻していきましょう。
個室を出た後、手を洗うため、そこで袖が濡れてしまわないように、帯と袴の間から出さないようにしましょう。

手を洗い、ハンカチで水気を取った後は、着物の両袖を出して元通りです。

□袴の時に持っておくと役立つものとは?

袴を着ている時に持っていくと便利なものを5つ紹介します。

1つ目は、替えの足袋です。
足袋は白いため、汚れやすいです。
そのため、会場に着くまでに汚れてしまった場合に備えて、予備の足袋を持っておくと安心です。

2つ目は、大きめのハンカチです。
飲食時に汚れ防止のためのひざ掛けとして、トイレの準備で着物をメイク汚れから守るため、など、大きなハンカチには様々な用途があります。

3つ目は、絆創膏です。
履きなれない草履を履くと、鼻緒の部分が痛くなることがあります。
そんな時に備えて、絆創膏を持っておくと安心です。

4つ目は、洗濯ばさみです。
トイレの準備の時にあると裾や袖を挟めるため、便利です。
2個くらいあると良いでしょう。

5つ目は、エコバッグです。
着物用のバッグは容量が少ないため、折りたためるバッグがあると、もしもの時に役立つでしょう。

□まとめ

袴や着物を着るとき、着崩れるのが嫌だから、トイレを我慢すると言うのはなかなかに、辛いですよね。
特に卒業式や成人式などは着用する時間が長いため、トイレに行きたくなったらどうしようと思うかもしれません。
着用する袴によって比較的トイレに行きやすいものもありますので、袴に悩んだときは、行灯袴を選ぶと良いでしょう。

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えんじ色の袴で卒業式を迎えませんか?合う色は何色?

えんじ色がどのような色かご存じでしょうか。
赤は、明るく元気な印象を与えますが、えんじ色は落ち着いた印象を与えます。
そこで今回は、えんじ色とはどんな色なのか、えんじ色の袴にはどの色が合うのかを紹介します。

□えんじ色とは??

えんじ色は、紅色の一種で、黒みを帯びた深く鮮やかな色のことを言います。
えんじ色のえんじを漢字で書くと、「臙脂」です。
この臙脂は、古代に中国から伝わった化粧紅などの顔料の名前に由来します。

しかし、一般的に使われるようになったのは、明治中期頃とされています。
では、なぜ「脂」という漢字が当てられたのでしょうか。

これは当時、辰砂という硫化水銀からなる鉱物からつくられる顔料の「朱」にヤギの脂を加えて化粧紅がつくられていたことから呼ばれるようになりました。
また、「燕」の国の紅の生産が非常に優れていたこともあり、ブランド化され、「燕脂」と呼ばれ、後に「臙脂」と表記が変わりました。

□えんじ色の袴に合う色はこれ!

えんじ色と相性の良い色を5つ紹介します。

1つ目は、黒です。
えんじ色には、上品な印象があるため、メリハリのあるシャープな組み合わせです。
夏の時期には、暑苦しく感じてしまいますが、秋の時期にはちょうどよい組み合わせになります。

2つ目は、グレーです。
黒よりも、控えめなカラーであり、大人かわいい組み合わせです。
薄いグレーと濃いえんじ色を組み合わせると、足長効果になります。

3つ目は、白です。
えんじ色と白は相性が悪そうに思われてしまいがちですが、モノトーンカラーである白は、実は、えんじ色との相性がいい色です。
赤と白の組み合わせより、可愛らしく落ち着いた雰囲気になります。

4つ目は、ネイビーです。
ネイビーとえんじ色は色と色がケンカしそうなイメージを持たれがちです。
カジュアルな印象になり、紺色だと上品さが演出できます。

5つ目は、ベージュです。
えんじ色と合わせる定番の色です。
ナチュラルなベージュと深みのあるえんじ色が華やかさを演出します。
統一感があり、秋にぴったりの組み合わせです。

□まとめ

えんじ色はベージュだけでなく、モノトーンや青系、ブラウン系の色との相性がいいです。
えんじ色の袴を選ぶ時には、様々な組み合わせを試してみるといいでしょう。

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着物の色には意味がある?相性の良い組み合わせもご紹介!

着物の色にはそれぞれ意味が込められていることを知っていますか。
日本には多くの伝統色が存在し、様々な色の着物を取り入れることで、暮らしを彩ってきました。
そのため、それぞれの色に意味が込められています。
どんな意味が込められているのでしょうか。

今回は、着物の色の意味と相性の良い色の組み合わせについて紹介します。

□着物の色の意味とは?

着物の色の意味を3つ紹介します。

1つ目は、赤系です。
赤には、「魔除け」の意味が込められており、成人式の振袖でよく見かける色です。
その他にも熱、活力、興奮、情熱、指導力などの色ともされています。

平安時代では、日常から離れた聖域の建物や祭器に使用される色であったため、一般の人々は、赤色の着物を着ることは、禁止されていました。
そのため、赤色の着物には、強い憧れを持つ人が多くいました。

2つ目は、ピンク系です。
ピンクは、現代でも、若い女性を中心に人気を集めている色です。
ピンクは、心を軽くして、緊張をやわらげ幸福を与える色とされており、特に恋愛成就の力になってくれると言われる色です。

日本には桜の木がたくさんあり、ピンクを見ることで桜の花を連想させるため、なじみ深い色でもあります。

3つ目は、黄色系です。
黄色は、太陽の光の色であり、前向きさや明るさの象徴でもあります。
無邪気で遊び心をくすぐる色であるため、クリエイティブなことをするときにおすすめの色です。
その他、温和、陽気、知性などの色ともされています。

□相性のいい色合わせ

相性の良い色の組み合わせには4種類あります。

1つ目は、淡い色と濃い色の組み合わせです。
濃淡の差があるだけで、補色関係でも、同色の組み合わせでも合いやすくなります。
色の組み合わせに迷ったときには、濃淡の組み合わせにすることで、無難にまとまります。

2つ目は、淡い色同士の組み合わせです。
淡い色同士の組み合わせにすることで、落ち着いた雰囲気を出せます。
帯の色は明るいトーンの物だと相性がよく、黄色、金色、色だと無難な組み合わせになります。

3つ目は、同系色の組み合わせです。
似た色で揃えると、メリハリがつきにくくなります。
そのため、帯を濃い色にすることや帯の柄を強調させるなどして、全体をまとまらせることが重要になります。

4つ目は、濃い色同士の組み合わせです。
着物と帯両方を濃い色にし、暗めの色だとシンプルで落ち着いた雰囲気を出せます。
帯の色に悩んだときには、鮮やかな赤や橙と組み合わせることで、重たい雰囲気を避けられます。

□まとめ

着物は組み合わせ次第で、どんな印象にも変えられます。
落ち着いた雰囲気の時には、淡い色同士・濃い色同士の組み合わせが効果的です。
着物と帯を選ぶときには、どんな雰囲気にしたいのかを決めておくことで、理想に近い組み合わせが実現できるでしょう。

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白と黒が入った袴か着物が着たい!そんなときは柄で勝負!

「白と黒の着物が着たい」
「袴に柄ってあるの」
このようなお悩みをお持ちの方いらっしゃいませんか。
現代では、卒業式など特別な時にしか着用しない着物や袴について、知っていることって少ないですよね。

特に袴だと、どんな色があるのかすら分からないということもあるかもしれません。
柄入りの袴を選ぶとき、どんなことに気をつければ良いのでしょうか。
そこで今回は、袴の柄の種類と、矢絣柄について紹介します。

□袴の柄の種類をご紹介

袴の柄の種類を3つ紹介します。

1つ目は、無地の袴です。
袴と聞くと柄のない無地の物を連想する人が多いと思います。
卒業式で着用されるものは無地の物が多いです。
袴に柄が入っていないことで、着物の柄を邪魔することなく、引き立たせられます。

また、着物を変えるだけで違った雰囲気になることも魅力の一つです。
そして、清潔感も出せます。

2つ目は、ぼかし袴です。
華やかな着物との相性がいい袴の柄です。
華やかなものだけでなく、控えめな柄と組み合わせることで、落ち着いた雰囲気にもできることが魅力です。
知的さや品、高級感などを出してくれるのも、ぼかし袴の魅力です。

3つ目は刺繍柄の袴です。
上の着物との組み合わせ次第で、見た目にうるさい雰囲気になってしまうため、使いどころが難しいという問題点があります。

しかし、小さな刺繍が入っている物だと、控えめであり嫌味のない主張ができます。

□黒と白なら矢絣柄を!

白と黒が入った着物を着たいときには、矢絣柄(やがすりがら)がおすすめです。
矢絣柄と言えば、大正ロマン風の代表ともいえる柄です。

矢絣柄という柄は、弓矢の矢羽根が交互に並べてあり、絣技法を使って織った物のことを指します。
羽根の輪郭部分がかすれていることが特徴とされています。
矢は一度射ると戻ってくることがないので、「娘が嫁ぎ先から出戻らないように」という気持ちが込められており、結婚の時に親が持たせていました。

大正モダン風のスタイルがここ数年人気を集めており、成人式や卒業式で選ばれています。
大正モダン風は、古典柄と現代的な花柄と模様を組み合わせたスタイルのことです。
矢絣柄を取り入れるだけで、レトロモダンなスタイルにできるため、特に人気が高いものとなっています。

□まとめ

袴と言えば無地のものというイメージが強く定着していますが、ぼかしや花柄、刺繍柄など様々なデザインがあります。
着物との合わせ易さで言えば、無地の物がいいですが、個性を出したいときや雰囲気に合うものがあれば、無地以外のものを選んでも良いかもしれませんね。

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大学の卒業式には素敵な思い出を!袴に合う髪飾りをご紹介します!

大学の卒業式は学生生活のハレの日です。
そして、自分の好きな色を纏い、なりたい自分の雰囲気に近づけることができる日です。
そのためには、着物と袴選びだけではなく、髪型と髪飾りとの組み合わせが大切です。
では、どのようにして選んだら良いのでしょうか。

そこで今回は、袴に合う髪飾りの選び方と髪飾りの種類を紹介します。

□大学の卒業式の袴に似合う髪飾りの選び方

卒業式の袴に合う髪飾りの選び方を4つ紹介します。

1つ目は、袴や着物と同じ色を選ぶことです。
例えば、ピンク色の花が入った着物の時、髪飾りもピンク色のお花を選ぶと統一感が出ます。
使用する色が多くなると、その分華やかになりますが、まとまりのあるコーディネートにするときには、3色以内に抑えることをおすすめします。

2つ目は、帯や小物に入っている色に合わせることです。
巾着や帯などの柄や色の髪飾りを選ぶこともおすすめです。
袴がシンプルな時、アクセントとして、補色の色をした帯や小物を選ぶことがあります。
髪飾りも同様、帯や小物に合わせて選ぶとメリハリのあるコーディネートになります。

3つ目は、髪型や髪の長さとのバランスを意識することです。
ショートヘアならば、小さめのアートフラワーを、ハーフアップならば大きめのリボンを、など髪型によって決めると顔周りの印象もよりよくなります。

4つ目は、袴や着物の柄や雰囲気に合わせて選ぶことです。
着物や袴の柄に合わせて髪飾りの素材や種類を決めることで、雰囲気にぴったりな髪飾りを選べます。

□袴に合わせる髪飾りの種類とは?

卒業式の袴に合わせる髪飾りには、「つまみ細工」「アートフラワー」「生花」「かんざし」「リボン」「ヘッドドレス」「ピン」「帽子」など様々な物があります。

レトロやモダンな雰囲気にしたいときには、つまみ細工やかんざし、リボンが合います。
そして、袴を着終わった後にも、普段使いできます。
また、生花はフレッシュで発色がよく、香りも楽しめます。

しかし、水分補給やワイヤーの取り付けなど下準備が必要で手間がかかり、寿命が短いというデメリットがあります。
卒業式後も残しておきたいという人には、造花のアートフラワーがおすすめです。
華やかさがあり、取り扱いが簡単なことから、人気のある髪飾りです。

□まとめ

卒業式の和装は、着物と袴選びだけではありません。
いくら着物と袴のバランスが良かったとしても、髪型とのバランスが悪ければ、統一感のないコーディネートになります。
着物と袴を決めたら、髪飾りと髪型を決めていきましょう。

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