卒業式を控え、袴を着ることを検討中の方。
華やかな袴姿に憧れつつも、着物との違いや選び方が分からず、戸惑っていませんか?
袴の種類も様々で、どれを選べば良いのか迷ってしまうかもしれません。
実は、着物と袴には意外な関係があり、着物の種類によって袴との組み合わせも変わってきます。
今回は、袴と着物の違いから、卒業式にふさわしい袴の選び方、着付けの準備まで、スムーズに袴選びを進められるようご紹介します。
素敵な袴姿で卒業式を迎えられるよう、ぜひ最後までお読みください。
袴と着物の違いとは?
着物の種類と特徴
着物は、日本の伝統的な衣服の総称です。
かつては日本で着用されていた衣服全般を指していましたが、明治以降洋服が普及したことで、和服と区別するために「着物」と呼ばれるようになりました。
そのため、袴も着物の種類の一つと言えるのです。
着物は、袖の長さや柄、生地、着用シーンによって様々な種類に分類されます。
・振袖
未婚女性の第一礼装。
袖丈が長く、華やかな柄が特徴です。
袖丈によって大振袖、中振袖、小振袖(二尺袖)に分けられ、卒業式では小振袖が一般的です。
・留袖
既婚女性の第一礼装。
黒留袖と色留袖があり、黒留袖は喪服としても着用されます。
・訪問着
準礼装で、お宮参りや七五三、入学式・卒業式など幅広いシーンで着用されます。
・小紋
普段着からセミフォーマルまで幅広く着用できる着物です。
柄の大きさや種類も豊富です。
・浴衣
夏祭りや花火大会など、夏のカジュアルなシーンで着用されます。
袴の種類と特徴
袴は、着物の下半身に着用する衣服です。
ズボン型とスカート型があり、それぞれ特徴が異なります。
・馬乗り袴
ズボン型の袴で、乗馬の際に動きやすいようにデザインされています。
主に男性が着用することが多く、武士のイメージが強いですが、女性用もあります。
・行灯袴
スカート型の袴で、明治時代に女学生の制服として普及しました。
現在では卒業式などで女性が着用する袴として最も一般的です。
動きやすく、着心地が良いのが特徴です。
・襠有袴(まちありばかま)
馬乗り袴と行灯袴の中間的なタイプで、動きやすさと見た目の美しさを両立しています。
着物と袴の着用シーン
着物は、普段着からフォーマルな場まで、様々なシーンで着用されます。
一方、袴は、卒業式や成人式、結婚式など、特定のフォーマルな場面で着用されることが多いです。
特に卒業式では、女性は行灯袴、男性は馬乗り袴を着用することが一般的です。
袴を着る準備をしよう
卒業式に合う袴の選び方
卒業式にふさわしい袴を選ぶには、いくつかのポイントがあります。
まず、自分の体型や好みに合った色や柄を選びましょう。
袴の色は、落ち着いた色合いのものが一般的です。
例えば、エンジ色、紺色、紫などは人気があります。
柄は、古典柄から現代的なデザインまで幅広く選べます。
また、着物の色や柄とのバランスも考慮しましょう。
小振袖などの着物と袴の組み合わせが一般的ですが、着物と袴の色を同系色でまとめる、または対照的な色を組み合わせるなど、様々なコーディネートが可能です。
袴の着付けと準備
袴の着付けは、着物とは異なる手順が必要です。
着付けに自信がない場合は、着付け教室に通うか、着付けのプロに依頼することをおすすめします。
事前に着物を着てみて、動きやすさなどを確認しておきましょう。
当日は、時間に余裕を持って準備を始め、慌てずに着付けを進めることが大切です。
必要なものは、肌着、長襦袢、着物、袴、帯、腰紐、伊達締め、コーリンベルトなどです。
Maiで袴を選ぶメリット
Mai(マイム)のような袴レンタルサービスを利用するメリットは、様々なデザインの袴から選べること、着付けに必要な小物がセットになっていること、サイズ調整もしてもらえることです。
卒業式という大切な日に、安心して袴を着こなせるようサポートしてくれるでしょう。
まとめ
今回は、袴と着物の違い、袴の種類、卒業式にふさわしい袴の選び方、着付けの準備について解説しました。
着物と袴は、一見似ていますが、着用シーンやデザイン、着付け方法に違いがあります。
卒業式では、華やかな袴姿で最高の思い出を作りましょう。
袴レンタルサービスなどを活用し、自分にぴったりの袴を選び、素敵な卒業式を迎えられるよう願っています。
準備は大変かもしれませんが、その努力はきっと素敵な思い出へと繋がります。



