卒業式では、華やかな袴姿で最高の思い出を作りたい――。
でも、着物選びは難しそうで、不安ですよね。
どんな着物を選べばいいのか、袴との組み合わせはどうすればいいのか。
今回は、卒業式にふさわしい着物の選び方を、袴の種類やコーディネートのポイントとともにご紹介します。
素敵な袴姿を叶えるためのヒントがきっと見つかるはずです。
着物選びで迷っている方は、ぜひ最後まで読んでみてください。
卒業式の袴の選び方
袴の種類と特徴
袴には大きく分けて、行灯袴（あんどんばかま）、馬乗袴（うまのりばかま）、襠有袴（まちありばかま）の3種類があります。
行灯袴はスカートのような形状で、卒業式で最も多く見られるタイプです。
馬乗袴はズボン型で、かつて武士が着用していた歴史があります。
襠有袴もズボン型ですが、行灯袴に近い見た目です。
卒業式では、動きやすさや着やすさから行灯袴が選ばれることが多いでしょう。
身長に合う袴の選び方
袴の長さは身長に合わせて選ぶことが大切です。
丈が短すぎるとバランスが悪く、長すぎると動きにくくなってしまいます。
一般的には、袴の丈は身長に合わせて調整されますが、レンタルする場合は、身長を伝え、適切なサイズを選んでもらいましょう。
体型に合う袴の選び方
体型に合わせた袴選びも重要です。
比較的ふくよかな体型であれば、すっきりとした印象を与えるシンプルなデザインや、縦のラインを強調するデザインを選ぶと良いでしょう。
反対に、華奢な体型であれば、柄物やボリュームのあるデザインで華やかさをプラスするとバランスが良くなります。
袴の色柄選びのポイント
袴の色柄は、着物の色柄とのバランスを考えて選びましょう。
着物がシンプルなデザインであれば、柄物の袴で個性を出すのも良いでしょう。
反対に、着物が柄物であれば、無地の袴で全体を落ち着いた印象にまとめるのもおすすめです。
また、季節感や自分の好きな色、イメージに合う色柄を選ぶのも大切です。
袴と着物の色の組み合わせ
袴と着物の色の組み合わせは、同系色でまとめるのも、反対色でメリハリをつけるのも、どちらも素敵です。
同系色でまとめると上品で落ち着いた印象になり、反対色で組み合わせると、より個性的で華やかな印象になります。
着物の色柄を邪魔しないよう、袴の色柄を選ぶこともポイントです。
卒業式の着物選びのポイント
着物の素材の選び方
卒業式はフォーマルな場なので、正絹や高級感のある素材の着物がおすすめです。
正絹は光沢があり、上品な印象を与えてくれます。
しかし、正絹は価格が高く、お手入れも難しいです。
予算やお手入れのしやすさを考慮して、ポリエステルなどの化繊素材を選ぶのも良いでしょう。
着物の色柄選びのポイント
着物の色柄は、自分の好みやイメージ、袴とのバランスを考えて選びましょう。
華やかな色柄の着物を選ぶ場合は、袴はシンプルな色柄を選び、全体をバランス良くまとめることが大切です。
また、季節感に合わせた色柄を選ぶのもおすすめです。
着物の柄と袴の組み合わせ
着物の柄と袴の柄は、統一感を持たせることが大切です。
着物の柄に含まれる色を袴の色に取り入れるなどすると、まとまりのあるコーディネートになります。
着物がシンプルなデザインであれば、袴で個性を出すのも良いでしょう。
袖丈とバランス
着物の袖丈は、身長や体型とのバランスを考えて選びましょう。
袖丈が長すぎると動きにくく、短すぎるとバランスが悪くなってしまいます。
特に中振袖は袖丈が長いので、動きやすさやバランスを考慮して、身長や体型に合うものを選びましょう。
小振袖は動きやすく、袴との相性も良いのでおすすめです。
小物とのコーディネート
帯や髪飾り、草履やバッグなどの小物も、着物や袴とのコーディネートを考慮して選びましょう。
小物で全体の印象をより華やかにしたり、上品にしたりすることができます。
全体のバランスを考え、統一感を持たせることが大切です。
まとめ
卒業式の袴姿は、一生の思い出に残る大切なものです。
着物と袴の組み合わせ、色柄、素材、小物に至るまで、細部までこだわって選ぶことで、より素敵な袴姿を叶えることができます。
今回紹介したポイントを参考に、あなたにぴったりの着物と袴を見つけて、最高の卒業式を迎えましょう。
今回は、袴の種類、身長や体型に合わせた選び方、色柄の組み合わせ、着物素材や袖丈、小物とのコーディネートなど、卒業式に最適な着物の選び方を多角的に解説しました。
自分に似合うスタイルを見つけ、自信に満ちた卒業式を迎えましょう。
準備は大変ですが、その苦労はきっと素敵な思い出に変わるはずです。
最高の卒業式を迎えられるよう、心から応援しています。
