卒業式をはじめとした晴れ舞台を控えている方の中には、袴を着ることに不安を抱えている方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、袴の着付けで最低限必要なものと、あると便利なものについて解説します。
袴初心者さんもこの記事を読み、自信を持って袴の着付けに挑みましょう。
□袴の着付けで最低限必要なものとは?
袴の着付けで最低限必要なものは12個あります。
1.振袖
動きやすさを考慮して、袖丈が短めの小振袖を選ばれる方が多いです。
また、成人式で着用したものを再利用して、中振袖を着る方もいます。
2.袴
伝統的な小紋模様、縞模様など、多彩なデザインがあります。
また、モダンなレースや刺繍を施した洋風のデザインも人気です。
袴の色や柄で印象が大きく変わるので、自分に合ったものを選びましょう。
3.長襦袢と半衿
長襦袢は着物の下に着る下着で、半衿はその上に縫い付けられます。
半衿は、振袖の内側の襟元から見えるので、多彩な色や刺繍があったり、レースが施されていたりするものがあります。
4.重ね衿
重ね衿は着物の衿に付けるもので、あると衿元が華やかです。
5.半幅帯
半幅帯は、浴衣を着る際に使う帯でも代用可能です。
6.衿芯
衿芯があることで、衿の形を整えられます。
7.腰紐
腰紐は、着物を着る際に着くずれしないように、また着物の長さを調整するために必要です。
8.前板
前板があると帯を締める際に腰回りにしわができません。
9.肌襦袢
長襦袢の下に着る下着で、保湿、補正の目的があります。
10.補正用タオル
くびれがあるときれいに着物を着れないため、タオルを使い、筒状も体形になるようにします。
11.足袋
草履を履くためには、足袋が必要です。
12.履物
草履を履いても良いですし、袴にブーツを合わせるのもおすすめです。
□袴の着付けであると便利なものとは?
袴の着付けであると便利なものは、3つあります。
*和装用ストッキング
和装用ストッキングは、着物の下に着るもので、寒い時期の卒業式では防寒対策としておすすめです。
踵とつま先が出るタイプやつま先が二股に分かれたものなど、足袋の下に着用できるデザインもあります。
*和装用下着
袴を着る際は、和装用下着を着用すると和装に合った自然なボディラインを作り出せます。
*襟ぐりの広い綿肌着
襟ぐりの広い五分丈ほどの綿肌着を着用すると防寒対策ができます。
□まとめ
今回は、袴の着付けで最低限必要なものとあると便利なものについて解説しました。
袴の着付けには多くのアイテムが必要であり、それぞれが袴姿を美しく、魅力的に見せる大切な要素です。
また、防寒対策として和装用ストッキングや襟ぐりの広い綿肌着を着用するのがおすすめです。
特別な日に袴を着る際、この記事が皆さんの参考になれば幸いです。