男性袴の特徴とは?立ち方や歩き方などの基本動作も併せてご紹介!

男性袴の特徴にはどんなものがあると思いますか。
女性はこの袴、男性はこの袴というように正確に決められているわけではありませんが、一般的に着られているデザインはあります。
では、男性用の袴にはどのような特徴があるのでしょうか。

今回は、男性袴の特徴と和装の立ち方・座り方・歩き方などの基本動作を紹介します。

□男性袴の特徴!

男性用の袴の構造の特徴について紹介します。
男性用の袴で多いのは、馬乗り袴です。
馬乗り袴は、馬に跨るための袴として生まれ、、股の部分に仕切りがあるため、ズボンを履いている時のような足さばきができます。

そのため、女性が着用することの多い、行灯袴という袴よりも動きやすいです。
元々明治初期までは、男性も女性も馬乗り袴を着用していましたが、行灯袴が登場してからは、女性は行灯袴を着用するようになりました。

成人式や結婚式のようなお祝いの席では、男性は馬乗り袴を着る場合が多いですが、ファッションとして、袴を楽しむ場合は、行灯袴を着用する方も少なくありません。
正確に決められているわけではありませんので、普段着やファッションでの着用の場合は自分が着たい袴を着ることをおすすめします。

□和装での立ち方や座り方や歩き方などの基本動作とは?

和装での基本動作を紹介します。

立ち方では、背筋を伸ばし、顎は引き気味で胸を張りましょう。
背筋を伸ばすコツは、腹筋に力を入れることです。
立ち姿勢は、背筋だけに気を取られてしまいがちですが、足元にも注意を向けましょう。
草履を履いている場合は、内股を意識してつま先がハの字になるようにくっつけましょう。

歩き方では、立ち姿勢と同様に背筋を伸ばします。
そして、膝頭をすり合わせるようなイメージで内股気味に歩きます。
和装姿では、大股で歩いてはいけません。
着崩れの原因になります。

和装では、歩幅を小さく、つま先を内側にいれるようにして歩きましょう。
また、上前を右手で軽く押さえて歩くことをおすすめします。
裾がはだけないだけでなく、奥ゆかしく見えます。

和装で椅子に腰掛ける時にも注意が必要です。
椅子に座るときは、背筋を伸ばし浅く腰をかけましょう。
深く腰をかけると、帯が潰れる原因になります。
そして、振袖を着ている場合は、膝の上に重ねて畳んでおくと、床をこすらない為、汚れることを防げます。

□まとめ

和装と洋装では所作に違いがあります。
和装は着崩れをしにくいことや裾が捲れやすいことから、小さな動きをすることが多いです。
特に歩幅に注意しましょう。

ひとつひとつの所作を丁寧にすることで、全体の動作が美しく見えます。
和装姿では、頭からつま先まで意識を向けましょう。

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