卒業式、袴姿で最高の思い出を作りたいですよね。
でも、袴に合わせるブーツ選びって、意外と難しいと思いませんか。
袴丈とのバランス、ブーツの種類、そして色やヒール。
迷ってしまうポイントがたくさんあります。
今回は、卒業式に袴とブーツを合わせたいと考えている女性のために、袴とブーツの丈バランスや選び方のポイントを分かりやすく解説します。
袴とブーツの丈バランスを理解する
ブーツの種類による袴丈の調整方法
袴丈は、履く履物によって調整が必要です。
草履を想定した丈でブーツを履くと、ブーツが隠れてしまいバランスが悪くなります。
逆に、ブーツを想定した丈で草履を履くと、足元が見えてしまうため、上品な印象になりません。
編み上げブーツの場合、ふくらはぎ真ん中あたりまでの丈が一般的です。
このタイプのブーツを履く場合は、袴丈をやや短めに調整することで、ブーツの編み上げ部分がきれいに見えるようにします。
丈が長すぎると、ブーツのデザインが隠れてしまい、せっかくのブーツが台無しになってしまいます。
ショートブーツ（くるぶし丈）の場合は、袴丈をさらに短めに調整します。
足首が見えることで、よりモダンでスタイリッシュな印象になります。
ただし、ショートブーツは袴との組み合わせが難しい場合もあるため、袴の色やデザインとのバランスを考慮する必要があります。
草履との比較・それぞれのメリットデメリット
袴の履物として、ブーツと草履、どちらを選ぶべきか迷う方も多いのではないでしょうか。
それぞれのメリット・デメリットを比較することで、最適な選択肢を見つけましょう。
ブーツのメリットは、歩きやすさ、防寒性、そして雨天時の安心感です。
普段履き慣れているブーツであれば、長時間履いても疲れにくく、卒業式当日の移動も快適です。
また、寒さ対策にもなりますし、雨や雪の日でも足元を濡らす心配がありません。
さらに、ブーツの種類や色、ヒールの高さなどを自由に選べるため、自分の好みに合わせたコーディネートが可能です。
一方、ブーツのデメリットとしては、脱ぎ履きがしにくい点、そしてフォーマルな場には不向きな場合がある点が挙げられます。
特に、編み上げブーツは脱ぎ履きが面倒なため、式典会場での履き替えが必要な場合に不便を感じることがあります。
また、伝統的なスタイルを重視する学校などでは、ブーツがカジュアルすぎると思われる可能性もあります。
草履のメリットは、伝統的な和装にふさわしいフォーマルな雰囲気、そして脱ぎ履きがしやすい点です。
卒業式のようなフォーマルな場では、草履の方がより適切な選択肢となる場合があります。
また、お手洗いなどでの履き替えも容易です。
しかし、草履のデメリットは、歩きにくさ、そして雨天時の汚れが気になる点です。
草履は慣れないと歩きにくい上に、雨天時は足袋が濡れてしまう可能性があります。
袴丈選びのポイント・失敗しないためのアドバイス
袴丈選びで失敗しないためには、まずレンタルする袴のサイズ表をしっかりと確認することが重要です。
サイズ表には、草履着用時とブーツ着用時で推奨される袴丈が異なる場合が多いです。
自分の身長と履く履物に合わせて、適切なサイズを選びましょう。
レンタル店で試着できる場合は、必ず試着することをおすすめします。
実際に袴を着て、ブーツを履いてみて、バランスや歩きやすさを確認することで、より自分に合った袴を選ぶことができます。
また、袴の色やデザイン、ブーツの種類によっても最適な丈は異なります。
例えば、シンプルなデザインの袴であれば、丈を短めにしてブーツのデザインを際立たせることもできますが、華やかなデザインの袴の場合は、丈を長めにしてバランスを取ることが重要です。
卒業式に合うブーツの選び方
ブーツの色・素材選びのポイント
卒業式にふさわしいブーツの色は、黒が最も無難でおすすめです。
黒はどんな袴の色やデザインにも合わせやすく、フォーマルな場にも適しています。
もし、個性を出すなら、落ち着いた色のダークブラウンやネイビーなども良いでしょう。
素材は、汚れが目立ちにくい素材を選ぶことが大切です。
スエードやヌバックなどの素材は上品に見えますが、雨に弱いため、天候によっては避けたいところです。
撥水加工が施されているブーツや、防水スプレーを使用するのも有効です。
ヒールの高さ・太さについて
ヒールの高さは、歩きやすさを優先して3～5cm程度のものを選ぶのがおすすめです。
一日中履いていても疲れにくい、安定感のある太めのヒールがベストです。
卒業式では、長時間立っていることも多いため、歩きやすさは非常に重要です。
ピンヒールは避け、安定感のあるものを選びましょう。
おすすめのブーツスタイルと袴の組み合わせ例
1: クラシカルな雰囲気にしたいなら、黒の編み上げブーツとシンプルな袴の組み合わせがおすすめです。
袴の色は、落ち着いた色合いのものを選ぶと、より上品な印象になります。
2: モダンなスタイルにしたいなら、ショートブーツと個性的なデザインの袴を合わせてみましょう。
袴の色は、パステルカラーやビビットカラーなど、明るい色合いのものを選ぶと、よりおしゃれな印象になります。
3: レトロな雰囲気にしたいなら、黒の編み上げブーツと矢絣柄の袴を組み合わせるのも良いでしょう。
ブーツの紐の色を袴の色に合わせて統一感を持たせると、より洗練された印象になります。
まとめ
この記事では、卒業式に袴とブーツを合わせる際の丈バランスや選び方のポイントについて解説しました。
袴丈は履物によって調整が必要で、ブーツの種類によって適切な丈が異なります。
ブーツを選ぶ際は、色、素材、ヒールなどを考慮し、歩きやすさとフォーマルさを両立させることが大切です。
草履との比較も踏まえ、自分のスタイルに合った最適な組み合わせを見つけて、素敵な卒業式を迎えましょう。
この記事が、皆様の袴スタイル選びの参考になれば幸いです。
