袴姿での卒業式は、一生の思い出となる特別な日です。
しかし、その美しい姿を一日中保つためには、着崩れに気を付ける必要があります。
特に女性にとっては、袴を美しく着こなすことが大切です。
この記事では、卒業式などで袴を着用する際に、着崩れを防ぐためのポイントについて解説します。
座り方についても解説するので、卒業式前にはチェックしましょう。
□袴の着崩れを防ぐ!日常動作での注意点
日常の動作が、意外にも袴姿での着崩れの原因になることがあります。
普段気にしないことでも、袴を着ると状況は変わります。
袴を着る際は、以下の動作に注意して、袴を美しく着こなしましょう。
1:階段の上り方と下り方
袴の裾は長いため、階段で裾を踏むリスクがあります。
裾を引きずらないように裾を持ち上げて慎重に歩き、階段をゆっくりと上り下りしましょう。
下りは特に、裾を踏んでしまいやすいので、気を付けてください。
袴の両サイドのスリットに手を差し込み、ふんわりと持ち上げるのがポイントです。
2:歩き方
袴は振袖に比べ歩きやすいですが、大股で歩くと着崩れしてしまいます。
和装では歩幅を小さく保つことが美しさに繋がります。
特にブーツを履く場合は、草履よりも歩きやすいので、大股にならないように注意してください。
3:車の乗り降り
上半身から車に乗り込むと着崩れしてしまいます。
乗り降りの際は、体を折り曲げないようにしましょう。
また、車の中でもくつろぐ姿勢になると着崩れしてしまう可能性があります。
4:物を拾う際の姿勢
前かがみで物を拾うと着崩れしやすいです。
前かがみになる動作は避け、できるだけ膝を曲げて拾いましょう。
5:靴ひもの結びなおし
編み上げブーツを履く際は、靴ひもがほどけないように事前にしっかりと結ぶことが大切です。
□袴での正しい座り方とは?
袴を着た際の適切な座り方は、着崩れを防ぐ上で非常に大切です。
椅子に座る前には袴の両脇から手を後ろに入れ、袴を少し持ち上げて座ります。
袴を少し持ち上げることで、袴の後ろのふくらみがつぶれるのを防げます。
そして椅子の背もたれには寄り掛からず、腰を浅く腰掛けてください。
着物の両側の袖を重ねてたたみ、ひざの上に置きましょう。
両足は広げずにそろえ、背筋を伸ばして座ると上品に見えますよ。
□まとめ
袴姿での美しさを保つためには、日常動作に注意が必要です。
階段の上り下り、歩き方、座り方、車の乗り降り、物の拾い方、靴ひもの結びなおしなど、普段とは異なるポイントに気を配ることが大切です。
これらのポイントを実践し、卒業式や式典での一日を美しい袴姿で過ごしましょう。