赤色と黒色には、どんな印象を持っていますか。
赤や黒は目立つ色であるため、袴を選ぶ時には、少しためらってしまうかもしれません。
しかし、赤色にも黒色にもそれぞれの魅力があります。
たとえば、赤色には、活発で明るい、黒色には、上品な印象があります。
そこで今回は、赤色と黒色の袴の持つ印象を紹介します。
□赤色の袴の印象
赤色は、太陽や活発な、エネルギーを感じさせるアクティブな色です。
膨張色、進出色、温暖色のように、様々なイメージの効果を持っています。
特に五感のなかで視覚と関係が深い色で、視界に赤色が飛び込んでくると、目を引き、印象に残りやすいです。
そして、赤色の心理効果は、「活力を感じ、前向きな気持ちにさせる」「熱や暖かさを感じる」「目を引き関心を集める」などがあります。
赤にはポジティブな印象が強く、赤色の袴を着用することで、明るく元気な印象を与えられます。
□黒色の袴は高級なの?
黒と聞くと、スーツや髪の色などを思い浮かべることでしょう。
学生時代では、校則に縛られ、黒染め以外が認められなかったり、面接を受けるとなると、黒染めをしたりということがあったと思います。
黒には、「上質」や「正式」、「高級」といったイメージがあります。
その他にも、黒色にはいくつかの心理効果があります。
黒色の袴を例にあげて紹介します。
「高級感を与える」「自己主張を強くする」「力を感じさせる」「自分の内面が外に見えにくくなる」という印象を与えられます。
大学の卒業式では、小学校から高校までの卒業式と違い、新たな生活に対する、不安や戸惑いがあることでしょう。
そんな時、黒い袴を身に纏うことで不安を隠すことができます。
また、黒色は、収縮色でもあります。
そのため、細見えする色でもあります。
卒業式で着用する袴は、末広がりであるため、引きずるような重さを感じてしまいます。
しかし、黒色かつ上に着物を着ることで帯や袴紐で引き締められるため、引き締まって見えます。
黒色の袴を選ぶ人の特徴として、秘密主義、無意識にこう見られたいという思いがあるといったように、周りからは、ミステリアスな人物として見られるかもしれません。
□まとめ
赤色の袴を着用すると、明るく元気な印象を抱かれるでしょう。
そして、黒色の袴を着用すると、ミステリアスや上品な印象を抱かれるでしょう。
身に纏っている色によって印象は異なります。
ハレの日である、卒業式を理想の形で迎えましょう。