卒業式や成人式など、袴を着用するのは人生のイベントの中でも重要なものが多いでしょう。
数少ないイベントだからこそ、綺麗な姿で出席したいですよね。
しかし、そこで気をつけていただきたいのがトイレの方法です。
トイレの仕方を誤ってしまうと、可愛い着付けが台無しになってしまう恐れがあります。
そこで本記事では袴でトイレに行く際の注意点を解説します。
□袴でトイレに行く際は注意が必要です!
着付師さんに着付けをしてもらった後に、トイレに行きたくなることはあるでしょう。
袴や振袖を着用している際のトイレには注意が必要です。
袴や振袖の袖は今まで意識したことがない場所にあるため、気がついたら汚れてしまったということがあるからです。
せっかく可愛い組み合わせを選んだのに、着物が濡れて色が変わってしまうなんてことを防ぐためにもトイレの際にはより一層の注意が必要なのです。
□女性向けにトイレの仕方を解説します!
では、どのような点に注意すれば良いのでしょうか。
ここでは3つのポイントを解説します。
1つ目は着物の両袖を帯と袴の間に挟むことです。
袴を着る際、合わせてつけられるのが二尺袖という丈が76センチメートルほどのものや、大振袖や中振袖という丈が108センチメートルから113メートルほどのものなど、非常に長い着物です。
この袖が長いと、トイレで座った際に床についてしまいます。
そのため、まずは袖の先を帯と袴の間に挟みましょう。
2つ目は袴と着物の裾を持ち上げることです。
袴、着物、長襦袢という順番で1枚ずつめくって持ち上げましょう。
同時に持ち上げてしまうと着崩れしてしまう恐れがありますので、1枚ずつという点に注意です。
3つ目は1番内側の肌着で全体を包み込んで固定することです。
内側の肌着を使って、持ち上げた着物と長襦袢を固定しましょう。
袴はスカートのようにたくし上げるようにしてください。
この3つのポイントを意識していただければ、着崩れもなくトイレを済ませられます。
トイレが済んだら、先ほどと逆の順番に1枚ずつ丁寧に戻していきましょう。
その後全身をチェックして、着崩れが起きている場所がないか確認してください。
もし不安であれば他人にチェックしてもらうのもオススメですよ。
□まとめ
袴を着用した後にトイレに行きたくなったケースに備えて、女性向けにトイレの仕方を解説しました。
トイレは着付けの前に済ませておくのがベストですが、どうしても行きたくなってしまうことはあるでしょう。
手順は複雑で覚えにくいですが、着崩れしないためにも覚えておいてくださいね。