綺麗で繊細なデザインが特徴の袴ですが、着付けを正しくできないと着崩れてしまったり、見た目がどこか違ったり、恥ずかしい思いをしてしまうことになりかねません。
そこで今回は、袴下帯の正しい結び方と着崩れしないポイントを紹介します。
袴を着る予定がある方、正しい着付けを覚えたい方は是非参考にしてください。
□袴下帯の結び方について
まず、形を作ります。
40cm程度のてを取り、半分に折りましょう。
肩に預けて巻き始める準備をします。
綺麗に折って肩に預けることが出来たら、袴にきちんと添わせるようにして引き締めながら2周巻きましょう。
そして、最後の部分を斜め上に細く折り上げて結ぶ準備をしておきます。
次は、結びに入ります。
斜めに折り上げた部分の上にてを掛けてしっかりと結びします。
その際、ここでの結び方は通常の文庫結びと同じなのでしわができないように注意して結びましょう。
結んだ後のては横にねじり、留めて仕上げの用意をしておきます。
続いて、たたみます。
1つ前の工程で下にたれている帯のたれ先から20cm程度の長さで巻き畳みをして、羽根を作る用意をしておきます。
巻き畳む際は、身幅よりも小さな幅になるように注意して巻きましょう。
最後に仕上げです。
巻き畳んだ部分の中央部分をふた山に折って、結び目の上にくるように持ち上げます。
その後に、てを上から掛けて羽根の後ろに通して横から引き抜き、胴の中に差し込みます。
形を綺麗に整えて羽根を背中に回せば完成になります。
□着崩れを防ぐポイントについて
1つ目は、腰周りの補正です。
和服を着慣れていなくて苦しくなってしまう人は、帯を巻く前に薄手のフェイスタオルで腰周りを補正してから帯をまくことをおすすめします。
タオルで帯のズレ落ちを防止することができるので、ずれ落ちる人は挑戦してみましょう。
2つ目は、帯です。
帯を緩く結ぶのでは無く、きちんと引き締めて袴に添わせて結ぶようにすることで、着崩れを防止して、着物や袴のきれいな状態を保つことができます。
強く締めると苦しくなるという方は、タオルで補正するようにしましょう。
3つ目は、練習です。
初めて、綺麗に着ることは至難の業です。
そのため、着物や袴を着る当日になる前に何度か練習をして、感覚を掴んで綺麗に着れるようにしておくことをおすすめします。
着付けの手順を覚えておくことによって、短時間で着られるようになるので練習しておきましょう。
□まとめ
この記事では、袴の下帯の結び方と着崩れしないポイントを紹介しました。
袴は、卒業式やその他にも様々な場面で着ることがあります。
綺麗に着付けを行えると周りからの印象が変わったり、着崩れても自分で直したりできるようになります。
袴のレンタルなどを検討している方は、是非一度Maiにご相談ください。