卒業式や成人式などの式典の際に着られることが多い袴ですが、
袴にもいくつか種類があるのをご存じでしょうか。今回は、女性用の袴の種類と袴の着付けの仕方について解説していきます。
ぜひ参考にしてください。
□袴の種類は?
以下では、主な袴の種類を紹介します。
*女袴
女袴とは、スカートのような股のない行灯袴を指します。
紐部分の前後に板紙が入らないので圧迫感を感じることがなく、着用しやすいです。
また、用を足す際にも困らないデザインにもなっています。
着用の際はバストのすぐ下で帯を結んで、いわゆる「胸高」の状態にするのが特徴です。
*差袴
差袴(さしこ)は、紐部分に芯紙が入っている神職用の袴です。
男性の神職の方は股のある馬乗袴を着用しますが、巫女さんは使い勝手の良い行灯袴を着用するケースが多いようです。
着用の際には腰骨に合わせ、体の前で紐を蝶結びします。
*捻襠切袴
捻襠切袴(ねじまちのきりばかま)は、女袴や差袴とは違ってU字型に回る紐が1本で、右腰の前で紐を結びます。
こちらは、股のある馬乗袴です。
通常の袴だと襞は上から下までありますが、捻襠には襞が上にしかないのが特徴になっています。
□袴の着付け方とは?
袴は主に着付け師さんが着付けをしてくれますが、お手洗いの際に袴がずれてしまうなどの事態も考えられます。
そういった状況に備えて、自分でも袴を結べるようになっておくことは重要なことです。
着付けの際にまず気を付けるべきなのが、長襦袢(ながじゅばん)です。
長襦袢とは、和服用の下着のようなもので、これが外から見えないようにする必要があります。そのために、長襦袢は短めに着付けると良いでしょう。
外から見えているからといって、無理に袴で隠そうとすると綺麗に着こなせなくなってしまうので注意しましょう。
長襦袢をきちんと着付けたら、着物の上から袴を着用します。
袴の帯はバストのすぐ下で結ぶのがポイントです。胸高で帯を結ぶことで脚が長く見えるのでスタイルが良く見えます。
袴を着用した後は、裾の長さを鏡できちんと確認します。ブーツの場合は
足首あたりに、草履の場合はくるぶしあたりに裾をセットするのが良いでしょう。
□まとめ
今回は、袴の種類や着付けの方法について見てきました。
自分で着付けができるようになっておくと、トラブルが起きても安心です。
ぜひできるようにしておきましょう。
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